債務を負うことなく始められる不動産投資クラウドファンディングのクリアル

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 昨今、少額で始められるワンルームマンションへの不動産投資が盛んです。しかし、融資を受けて投資するわけですから債務を負うことに変わりはありません。一方で、不動産投資クラウドファンディングは融資を受けることなく少額からでも不動産投資ができるようになっています。クリアルは不動産に特化したクラウドファンディングです。ここでは、クリアルの特徴や評判、実績、向いている人や始め方などをご紹介します。

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特徴

 

URL https://creal.jp/
運営会社名 クリアル株式会社
本社所在地 東京都台東区東上野 2-13-2 CREAL UENO
設立年月 2011年5月
代表取締役 横田大造
登録番号 不動産特定共同事業許可番号 東京都知事 第112号
第二種金融商品取引業者関東財務局長(金商)第2898号
宅地建物取引業 東京都知事(1)第100911号
資本金 658百万円
売上高(手数料収入など) 368百万円
上場有無
サービス開始年月 2018年11月
最小投資可能額 1万円
累計応募金額 103億円超(2021年6月時点)
累計成約件数 45件のファンドを組成、うち29件は運用を終了(2021年6月時点)
ユーザー数 N/A
参考利回り 4%~5%

少額から始められて初心者や分散投資希望者向き

 クリアルは、1万円から始められる不動産投資クラウドファンディングです。自己資金が少ない若年層でも少額から投資を始められるところに特徴があります。さまざまな案件を提供することによって、投資すれば月々の配当で貯金代わりの資産形成も可能です。高い利回りよりも安定した利回りを追及していますので、初心者や分散投資をしたい人に向いています。

投資先情報がクリア

 投資の対象としている不動産情報を詳細に開示しているのも特徴です。クリアルの会員になると不動産物件の所在や外観、仕様、内装などに至るまで詳細に情報を確認することが可能です。さらに、事業の収入や費用、利益などの情報も詳しく公開していますので、物件の価値や収益をしっかりと確認した上で投資を決めることができます。

優先劣後の投資方式

 投資では、投資先の資金運用が上手くいかなかったときに損失が発生します。クリアルは損失が出た場合に、特定の損失まではクリアルが負う方式を採用しています。その方式が、優先劣後の投資方式です。損失負担の比率は案件によって異なります。ちなみに、第1号案件では10%の損失まではクリアルが負うというものでした。しかし、2021年6月段階で損失が発生した案件はありません。

運用期間が比較的短く、幅広い投資対象を提供

 クリアルの運用期間は4ヶ月から24ヶ月で、1年以内の投資運用も可能です。投資対象も大規模なホテルから有料老人ホーム・保育園などの社会的要求の高いもの、既に完成した物件から開発案件まで幅広い投資対象を提供しています。幅広く案件があることで、同じ会社の中でもリスクの分散が可能です。

メリット

少額からの投資が可能

 通常の不動産投資では高額な資金を用意する必要があるため、金融機関から融資を受けるケースが多いです。これに対して、クリアルは1万円から投資が可能です。これは、一つの不動産に複数の投資家が投資して報酬を得る画期的な投資方法を採用しているからです。不動産を自分で取得する不動産投資では、分散投資は難しいでしょう。少額から投資が可能ですから、さまざまな物件に投資してリスクを分散することができます。

ほったらかし投資が可能

 不動産を自分で所有していると様々な管理事項が発生します。しかし、クラウドファンディングに出資しての運用であれば運用会社に一任しますので、煩雑な管理が不要です。

基本手数料が無料

 クリアルの基本手数料は無料です。不動産を取得するような不動産投資では様々な手数料が発生します。クリアルは銀行への入出金手数料を除き、ほとんどの手数料が無料ですので、手数料による損失が発生することはありません。

毎月配当

 多くの不動産投資クラウドファンディングの配当は半年もしくは1年に1回です。クリアルの運用期間は4ヶ月から24ヶ月で、多くは12ヶ月になっています。運用期間が短いこともあり、配当は月に1回です。月1回配当がありますので、毎月運用成果を確認することもできます。初心者にも分かりやすい、優しい仕組みと言えるでしょう。

投資先に関する情報が明らか

 融資を仲介するサービスのソーシャルレンディングでは最終の融資先を知ることができません。クリアルは不動産特定共同事業法を適用した融資で、不動産特定共同事業法では物件の情報を公開することができます。クリアルは詳細な物件の情報と案件の詳細な収支を公開しています。そのため、クリアルの投資はどのような案件のどのような不動産かを確認した上で投資を決めることが可能です。

投資家を優先

 クリアルは不動産を分別管理しています。分別管理とは、運営会社の資産と投資家から集めた資金を別々に管理する方法です。これによって、たとえ運営会社が破産しても投資家の資金が保護される仕組みになっています。クリアルで採用している優先劣後出資では、一般投資家が優先出資者、運営会社が劣後出資者です。優劣を決めておくことで、投資家の資金をある程度保護することができます。クリアルは物件に空室が発生するリスクを回避するために、子会社とマスターリース契約を結んでいます。長期間の空室や家賃滞納があれば、損失につながります。マスターリース契約は、一括借り上げ会社を間に入れることで家賃保証するためのものです。このような投資家を優先する方法で、投資家の損失が最小限になるようにしています。

途中譲渡が可能

 譲渡相手はクリアル会員に限定されていますが、投資の権利を運用途中でも他の人に譲ることができます。

デメリット

運用している間、資金を引き出せない

 出資後は資金がロックされてしまいます。クリアルの個々の案件の運用期間は4ヶ月から24ヶ月ですが、その期間中の途中解約はできません。資金はその間、拘束されます。運用期間が長い場合、景気動向や不動産市場の変化に対応出来ない可能性もあります。案件を選ぶにあたっては、そうしたリスクを考慮して運用期間にも注意が必要です。投資を決める前に慎重に検討した方が良いでしょう。

出資したら解約ができない

 クリアルで出資したファンドの債権は譲渡できますが、途中で解約することはできません。クーリングオフの対象となるのは、売買契約が成立したときの電子交付書面を受領した日から起算して8日を経過するまでの間です。この間であれば、書面による解約を申し出ることで契約を解除することができます。

投資型など他のクラウドファンディングと比較して利回りが控えめ

 
 投資型クラウドファンディングやソーシャルレンディングなどには想定利回りが年率10%近いものもあります。しかし、クリアルはほとんどが4%から5%程度です。クリアルは短期間に大きな利益を狙う投資法ではなく、不動産の家賃収入や売却した際の利益を分配する仕組みになっています。

自分の銀行口座に分配金を引き出すときに出金手数料がかかる

 クリアルの口座は楽天銀行ですので、自分の銀行口座が楽天以外の場合は高めの出金手数料になります。可能であれば楽天銀行に口座を持っておいた方が節約になるでしょう。また、出金の都度手数料がかかりますので、まとめて出金するなどの工夫が必要です。

投資なのでリスクがある

 クリアルは投資型のクラウドファンディングですから、元本が保証されるわけではありません。投資家優先出資の仕組みはありますが、不動産相場が急落した場合など予想以上の損失が出た場合には損失を被る可能性があります。

人気がある案件では応募できない場合もある

 クリアルの案件では、募集期間終了前に募集金額に達することがあります。多くの案件が1,000万円から2,000万円規模です。この程度の案件だとすぐに満額に達してしまいます。また、安定的な不動産案件が多いため、案件数に対して需要が高いこともすぐに満額に達する原因の一つです。狙う案件があれば、早めに申し込んだ方が良いでしょう。大規模な数億円規模の案件は比較的余裕があります。しかし、ほとんどの案件が運用中か運用完了になっていて募集していない時期もありますので、こまめな情報収集が大切です。

投資する際に事前入金の必要がある

 クリアルは、出資の申し込みをする際に事前に投資資金を専用口座に入金しておく必要があります。目当ての案件を申し込むことができない場合、口座の資金を手元に戻すには手数料が必要です。無駄な手数料を払いたくなければ、資金を口座に眠らせておくことになります。そうすると資金の運用効率が悪くなる可能性もあるでしょう。口座に入金しておく金額は予算内の必要最小限しておくのがおすすめです。

口コミ/評判

 クリアルの口コミや評判には、比較的ポジティブなものが多いのが特徴です。少額から始められて毎月配当が受けられることや投資先情報の透明性が高いことなどが数多く挙げられています。また、累計調達額が多く、確実に分配金配当が継続されていることや各種の手続きに手数料がかからないことも好評です。ある程度投資経験がある人からは、投資者を優先していて損失が出た場合に運用会社が優先して負担してくれる仕組みも評価を得ています。

 ネガティブな意見には人気が集中しすぎて申し込みができなかったり、投資を増やそうと思ったら締切られたといったものがあります。信頼性の高い不動産クラウドファンディングとして、人気がある案件が多いことの裏返しとも考えられるでしょう。会社側も調達規模が大きいため、人気が集中して早い者勝ちになってしまうことがあるのは分析済みです。問題を認識した上で、一人の投資可能額に上限をつけるような工夫をしています。

どんな人に向いているか

 クリアルは少額から始められて、他の投資と比較すると安定していると同時に投資家を保護する仕組みも備えたファンディングです。一方で、将来の高齢化に向けた有料老人ホームや子育てで問題になっている保育園など、社会問題の解決も意識したファンディングも案件の中にあります。利回りに対する期待だけでなく、投資によって社会を良くする将来性のある面白い事業を展開しています。これらのことから、不動産投資が初めての人や少額から投資を始めたい人、確実に利益を積み上げたい人や投資によって社会への貢献にも関わりたいような人に向いていると言えるでしょう。

不動産投資が初めての人

 初心者がいきなり不動産に投資すると失敗することがよくあります。一般に、不動産投資に関する情報が少ないからです。自分で物件を持つことになれば、結局は債務を負うことになります。収益が出るか否かの判断も難しいでしょう。クリアルであればプロが審査した案件だけが提示されていますので、物件選びで失敗するリスクが低くなります。しかも、債務を負うことなく不動産投資を始めることが可能です。

少額から投資を始めたい人

 自分で物件を持つ不動産投資では高額な資金が必要になります。クリアルの最小投資額は1万円です。投資には常に元本割れのリスクがついて回ります。1万円から試しに始めてみることで、元本割れの不安から解放されるでしょう。1万円から始めて利益が出てくることを確認してから投資金額を増やすという方法もあります。投資を始めたいが、不安があって迷っている人に適した投資です。

着実な利益獲得を実感したい人

 クリアルの分配金は毎月振り込まれます。月々振り込まれることで利益獲得を実感できると同時に、収支の管理もし易くなります。他のソーシャルレンディングなどでは、振り込みは3ヶ月毎というものがほとんどです。3ヶ月毎では収支を見て計画するのが難しくなりますから、収支を着実に管理して利益獲得を実感したい人には最適の投資です。

投資によって社会への貢献にも関わりたいような人

 クリアルの運用会社には、投資家と同じ船に乗って事業を進めていこうという意識があります。取扱う物件も社会への貢献を意識したものが多く含まれています。物件に関するこれらの情報も頻繁に発信して、事業説明会やセミナーを開催するとともに投資家の意見を聞いて一緒に考える姿勢があります。社会貢献を意識した人にも向いた投資です。

イグジット例

 クリアルには、ESG不動産投資のような社会問題の解決につながるものを含んだ多数の投資商品が揃っています。中でも、2020年7月にイグジットした「沖縄専門学校ファンド」は、2020年1月から2021年6月まで運用することを計画して2019年11月から12月まで募集、2020年1月から運用、2020年7月に売却によって早期に償還しました。募集金額は8億3千8百万円、想定利回りは年利5%です。このファンドは投資家への安定した配当を提供しながら、専門学校側も物件の売却代金を成長資金に充てて学校の発展を狙うものでした。ファンドが目指したのは、投資家への経済的リターンと学校の成長という社会的リターンの両方です。

 その他のファンドにおいても、待機児童問題の解決や社会的に早急な整備が望まれている許認可保育園などへの投資も取扱っています。2020年7月時点で29ファンドで満額の組成を完了し、その内16ファンドは売却によりイグジットです。これまでイグジットしたいずれの案件についても償還時に損失は発生せず、投資家にはいずれも予定どおりの利回りの配当と元本償還を実現しています。ESGを達成するだけではなく、投資家に対して少額から手軽で安定した資産運用サービスを提供しているのがクリアルです。

始め方

 クリアルで投資を始めるためには口座を開設しなければなりません。口座が開設できたら口座に入金し、投資を申し込めば運用が始まります。手続きはWeb上でできて簡単、しかも無料です。ここでは、大まかな流れを解説します。

会員登録

 まず最初は会員登録です。クリアルのホームページの右上に「三」の形のボタンがあります。このボタンをクリックするとメニュー画面が表示されます。メニューの一番上に「会員登録」ボタンがありますので、クリックすると表示されるのがメールアドレスとパスワードを入力する画面です。メールアドレスとパスワードを入力して、このページの「会員登録」ボタンをクリックします。すぐにクリアルからメールが届きますので、届いたメールを開いて「メールアドレスを認証する」をクリックすれば会員登録は完了です。

投資家登録手続き

 会員登録が完了したら、ホームページのメニュー画面の「ログイン」ボタンからログインして投資家登録をします。氏名、住所、生年月日などの情報を入力した後、職業、年収、金融資産、投資の経験などを入力します。これらはクリアルで審査に使用されます。重要な情報なですから、正確な入力が必要です。最後に規約に同意して必要事項の入力は完了です。投資家登録を完了するためには、本人確認書類を送る必要があります。

本人確認書類の送付

 スマートフォンやパソコンなどからアップロードする場合は、「運転免許証」「マイナンバーカード」「在留カード」のいずれか一つを撮影してアップロードします。郵送する場合は「運転免許証」「マイナンバーカード」「パスポート」「住民基本台帳カード」「在留カード」「特別永住者証明書」の書類のうち2つをコピーして送ります。本人確認書類の送付が終われば、投資家登録の申請は完了です。5日ほどで本人確認のはがきがクリアルから届きます。

投資家登録の完了

 クリアルからの本人確認はがきには「本人確認キー」が記載されています。ホームページのメニュー画面の「本人確認キー入力」ボタンをクリックして、表示された画面で「本人確認キー」を入力すれば投資家登録の完了です。

口座への入金から運用まで

 前述のとおり、投資したい案件を見つけてから口座を開設したり、入金すると間に合わないことがあります。投資家登録完了後は専用の口座が開設されますので、無理のない範囲で入金しておいた方が良いでしょう。口座開設は無料ですから、少なくとも口座は早めに開設しておくのがおすすめです。入金が完了していて、ファンド一覧に気に入ったファンドがあれば投資を申し込んで運用が始まります。

クリアルは会員登録から口座開設まで無料!

 今までの不動産投資では多額の資金が必要だったり、債務を負うこともあります。最初からソーシャルレンディングなどへの高額な投資は不安でしょう。クリアルは投資の対象も比較的安定していて、情報も豊富で投資家に配慮した仕組みにもなっています。1万円からでも投資が可能な不動産投資クラウドファンディングで、しかも口座開設が無料です。気になるようなら、先ず登録して口座開設をしてみましょう。

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Text by NewSphere 編集部
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