ファクタリングにかかる手数料を比較|個人事業主も可能なファクタリング5社のメリットとリスクも解説

Shutterstock.com / Roman Samborskyi

※本ページはプロモーションが含まれています。

借入ではない資金調達方法として、近年注目されているのが「ファクタリング」です。より自由度の高い資金繰り方法として、法人はもちろん 個人事業主でも利用を検討する人が増えてきています。ファクタリングにはメリットもあれば デメリットもあり、その一つが「手数料」だと言えるでしょう。どのファクタリングサービスを利用するのか悩んだときには、リスクや審査通過率、入金スピードなどを合わせて、しっかりと比較検討する必要があります。ファクタリングの手数料について、初めて利用する人にもわかりやすくお伝えします。

ファクタリングとは?おすすめ会社比較2024|メリット・リスク・利回りを解説|やばい・怪しい評判は本当?

ファクタリングにおける手数料を決める要因と相場

ファクタリングの概要

そもそもファクタリングとは、どういった仕組みの資金調達方法なのでしょうか。まずはここから確認していきましょう。

ファクタリングで資金を得る仕組みは、金融機関からの借入とは大きく異なっています。ファクタリングとは、会社や個人事業主が保有する「売掛金」を売却して、現金を得る資金調達方法のこと。通常、売掛金が現金になるまでには一定の時間がかかります。ファクタリング会社が申込者から売掛金を購入し、実際に売掛先から現金が入るタイミングで回収することで、従来の入金予定日よりも早く資金を得られるでしょう。

ファクタリングを利用するためには、手数料を支払う必要があります。また審査スピードや入金までの時間にも、会社ごとで違いがあります。自社にとってより有利な条件で契約できるファクタリング会社を選ぶことが大切です。

ファクタリングサービスを利用する際に、審査は必須です。「審査なし」をうたうファクタリングサービスを利用すると、トラブルに巻き込まれる可能性があるため十分に注意してください。また即日入金を目的にファクタリング会社を決定する場合、休日対応の有無についてもしっかりと確認しておくことが大切です。

ファクタリングの手数料の相場:2社間の場合

ファクタリングを利用した場合、売掛金の売却金額から手数料を差し引いて入金額が決定します。つまり、手元に入るお金を多くするためには、できるだけ手数料率が低い会社を選択することが大切です。

ファクタリング会社と申込人のみで契約を進められる2社間取引は、手続きをスピーディーに進めやすい一方で、そのリスクから手数料率は高めに設定されています。手数料率の相場は10~30%程度です。ファクタリング利用の事実を取引先に知られる恐れがないというメリットはあるものの、手数料の負担は決して軽くはありません。

「2社間取引でも手数料率の低さを強みとする会社を利用する」もしくは「デメリットを理解したうえで3社間取引について検討する」といった方法で、負担軽減について検討してみてください。

ファクタリングの手数料の相場:3社間の場合

ファクタリングの3社間取引は、ファクタリング会社に申込者、売掛先企業で契約する取引方法です。ファクタリング会社が申込者から売掛債権を買い取ったあと、売掛先企業から直接現金を回収します。ファクタリング会社にとっては、売掛金を回収し損ねるリスクが低くなるため、2社間取引よりも低い手数料率を設定しています。

3社間取引の手数料相場は、1~9%程度です。非常に低い手数料で利用できるため、効率良く資金調達できるでしょう。一方で、契約に関わる人が増える分、その手続きは煩雑に。入金までに時間がかかってしまうケースも少なくありません。「売掛先企業にファクタリング利用を知られても問題ない」「入金までに時間がかかっても大丈夫」という2点をクリアできるのであれば、2社間取引よりもおすすめの契約スタイルです。

手数料にかかる手数料の内訳

仮に300万円の売掛債権を、手数料率20%の2社間取引でファクタリング利用した場合、手数料負担額は60万円です。手元に残るお金は240万円となり、「いったい何にそれほどお金がかかっているのか…」と不安に思う方もいるのではないでしょうか。ファクタリング利用時に発生する手数料には、以下のような費用が含まれています。

・買取手数料
・振込手数料
・掛け目
・債権譲渡登記費用
・印紙代

買取手数料とは、ファクタリング会社が得る儲けのこと。会社によって金額の差が大きいポイントでもあるので、しっかりと比較検討してみてください。振込手数料は、買取金額を申込者の口座へ振り込んでもらう際に金融機関側へ支払うお金です。掛け目とは、売掛債権をいくらで買取可能かを表す数値です。額面の75~90%が一般的ですが、回収リスクが低いと判断されればされるほど高くなります。

債権譲渡登記は、売掛債権の売買を証明するための手続きです。登記する場合には手数料や登録免許税が発生しますが、状況によっては登記そのものを行わないケースもあります。この場合、こちらの費用は発生しません。

ファクタリング会社の中には、買取手数料として高額な請求を行いつつも、その内訳が不透明になっているところもあります。何にどれだけのお金がかかっているのか、しっかりと把握したうえで納得できる会社を利用することが大切です。

手数料を決める要因について

ファクタリング会社を利用する際に必要となる手数料。同じファクタリング会社を利用していても、手数料が異なるケースは少なくありません。ではファクタリング会社側は、具体的にどういった要因をもとに手数料を決定しているのでしょうか。具体的なポイントは以下の3つです。

・売掛先への信頼度
・契約形式
・売却する売掛債権額

サービス利用時に、ファクタリング会社がもっとも重視するのは「申込者から購入した売掛債権を間違いなく現金化できるかどうか」という点です。「リスクが少なく確実に回収できる」と判断されれば、ファクタリング会社は手数料を安く設定できます。この際、重視されるのが売掛先の信頼度です。ファクタリングを申し込んだ人(会社)よりも、厳しく審査されています。

また契約方式も手数料率を決定付ける重要な要因です。申込者とファクタリング会社のみで契約を締結する2社間取引よりも、売掛先を含めた3社間取引のほうが、手数料は安くなります。先ほどもお伝えしたとおり、こちらもファクタリング会社の未回収リスクに関わるポイントです。

最後の要因として挙げられるのは、売掛債権額です。ファクタリング会社にとっては、売却する売掛債権額が大きいほど多くの儲けを得られます。金額が高くなればなるほど、低い手数料を提示するファクタリング会社は少なくありません。

おすすめファクタリング会社の5社の手数料を比較

アクセルファクターの概要と手数料

アクセルファクターは、「50%以上が即日入金」「審査通過率は9割以上」と、信頼性が魅力のファクタリングサービスです。関東財務局及び関東経済産業局認定の経営革新等支援機関であり、実績も豊富。専属担当が付いて、資金調達についてしっかりとサポートしてもらえます。単純に「ファクタリングで資金調達する」だけではなく「資金繰りや経営の改善を目指す」ことも可能になるでしょう。

アクセルファクターは2社間取引と3社間取引の両方に対応しており、手数料率は契約方式や金額に応じて変化します。最低手数料率は2%、最大では20%です。その内訳までしっかりと説明してもらえるので、安心して利用できます。

ビートレーディングの概要と手数料

ビートレーディングは、必要な書類の数が少なく入金までは最短2時間と、手軽に利用できるファクタリングサービスです。契約書や発注書、請求書といった売掛債権に関する資料に通帳のコピーの2点があれば、最短30分で審査は完了。オンライン契約・対面契約・訪問契約に対応しています。2012年の創業以降、多くの企業が利用しており、ファクタリング業界のパイオニアと言えるでしょう。

ビートレーディングでは2社間取引と3社間取引に対応しており、それぞれで手数料率が異なります。審査内容から総合的に判断し、2者間ファクタリングでは4~12%程度、3者間ファクタリングでは2~9%程度が適用されます。

一般社団法人日本中小企業金融サポート機構の概要と手数料

日本中小企業金融サポート機構は、ファクタリング業界では珍しい、非営利団体である一般社団法人として運営されています。中小企業の資金繰りをサポートする目的で設立されているため、手数料率も低く設定。非対面での契約にも対応しており、審査完了までは最短30分、入金までは最短3時間と、スピーディーな対応も魅力です。

日本中小企業金融サポート機構は2社間取引と3社間取引に対応しており、手数料率は1.5〜10.0%です。買取金額の上限だけではなく、下限についても設定していないのが特徴の一つ。過去には3万円~2億円までの買取実績があり、法人・個人事業主問わず、さまざまな相談に対して柔軟に対応してもらえます。

QuQuMoの概要と手数料

QuQuMoは、オンライン上で手続きを完結させることで、よりスピーディーな資金調達を可能にしたファクタリングサービスです。手元のある請求書を、最短2時間で現金化できます。買取金額に上限はなく、少額利用から高額利用まで柔軟に対応してもらえるでしょう。

QuQuMoが採用している契約方式は2社間取引で、業界内トップクラスの低手数料率が魅力です。最低手数料は1%で、非常に効率の良い資金調達ができるでしょう。ただし、実際に適用される手数料率は審査で決定され、最大では14.8%です。非常に幅が広いため、実際にどの程度の手数料が必要になるのか、無料見積もりで判断してから利用を検討するのがおすすめです。

PAYTODAYの概要と手数料

PAYTODAYは、オンラインで日本全国からの申し込みに対応しているファクタリングサービスです。審査にはAIを用いて、精度の高さとスピードを両立。即日振込に対応しており、最短30分で資金調達可能です。2社間ファクタリングに対応しており、個人事業主でも利用できます。

気になる手数料率も業界最低水準で、1%~。PAYTODAYの場合、手数料率の上限が9.5%と低めに設定されているのも嬉しいポイントです。また掛け⽬を使⽤しないという点も、PAYTODAYの特徴です。請求⾦額100%から⼿数料を引いた⾦額が⼊⾦されるので、素早いだけではなく、より確実に資金調達できるでしょう。

あなたにおすすめの記事

個人事業主向けのファクタリング|即日入金も可能なファクタリングの手順とリスクについて解説

ファクタリングによる資金調達を解説|メリットとリスク、融資との違いを比較

ファクタリングのメリット・リスク・利回りを解説|おすすめ会社比較2023|やばい・怪しい評判は本当?

Text by NewSphere 編集部
Funds