日本のコロナの謎、ついに崩れる? 海外の見る日本の対策、今後のゆくえ

Eugene Hoshiko / AP Photo

◆少ない死者数の謎、ついに崩れる?
 ブルームバーグは、たった一つの心強く、しかし不可解なデータは、日本の少ない死者数だと述べる。いまのところG7のなかで最少だ。新型コロナウイルス対応で称賛を浴びているドイツと比べても、日本の数字は非常に少ない。専門家の間では、国民皆保険制度や肥満の少なさなどが原因としてあげられており、複数の要因が関係していると見られている。もっとも前出の渋谷氏は、検査の不足が診断されない肺炎を増やすことになると予測。日本は集団感染のまだ初期であるためなんとか拡大をしのいでいるだけで、これからが本番だという見方をブルームバーグに示している。

 APは、日本の救急医療システムが崩壊寸前だとし、複数の病院で患者受け入れが拒否された例を紹介する。病床、医療従事者、マスク、防護服などの医療用具の不足も深刻で、集中治療室(ICU)の設備も十分ではないと報じている。厚生労働省のまとめ(4月20日正午時点)によると、日本の感染者数は1万608人、死者は223人(都道府県発表値合計)となった。ニューヨークやイタリアほどではないにしても、感染拡大からの医療崩壊で、今後は死者数が急増する恐れがあるとAPは見ている。

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Text by 山川 真智子

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