「国境の壁資金」23億円集めた退役軍人、政府に寄付せず自身の非営利団体に

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◆テキサス州の土地を個人で買収、国境の壁建設を計画
 非営利団体を設立することで、当然団体の代表(コルフェージさん)や従業員に対する「給与」や「経営費用」、「諸費用」などが発生し、寄付金はコルフェージさんと家族の生活維持に利用される可能性ももちろんある。そんななかで、情報サイト『デイリービースト』は11日、コルフェージさんが過去にも同様のキャンペーンを設立し、集まった寄付金を自分のものにした過去を持つと報道した。

 コルフェージさんはゴーファンドミーで19日、「すでにテキサス州の地主と交渉している」などと話している。国境の土地を所有するのは連邦政府ではなく個人の地主だ。コルフェージさん自身が国境の壁を建設するためには、彼の団体がこの土地を買収し、そのうえで壁を建設する必要があり、集めた資金では到底足りないと思われ、今後の動向によってはコルフェージさんの一連の行動が「詐欺ではないか」と疑われる可能性も否定できない。

 大統領と議会のにらみ合いが続くアメリカでは連邦政府の一部閉鎖と「国境の壁建設予算」の行方に注目が集まっている。同時に、コルフェージさんの今後の行動と集まった寄付金の行方も注視したいところだ。

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Text by 川島 実佳