ヤマワケエステートの評判を徹底調査!やばい・怪しいの口コミは本当?投資のメリット・デメリット、始め方を解説

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近年、投資家たちから注目されている不動産クラウドファンディング。なかでもとりわけ「高い利回りが期待できる」と評判なのが、ヤマワケエステートです。評判を聞いて気になっているものの、「メリットばかりが強調されて怪しい…」と不安を感じる方もいるのではないでしょうか。ヤマワケエステートのメリット・デメリットを正しく知って納得してから投資を始めるために、この記事ではヤマワケエステートのメリット・デメリットなどをわかりやすく解説します。実際の評判についても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

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ヤマワケエステートの概要

ヤマワケエステートの基本情報

URL https://yamawake-estate.jp
運営会社名 ヤマワケエステート株式会社
本社所在地 大阪府大阪市中央区安土町2-2-15 ハウザー堺筋本町駅前ビル7F
設立年月日 2018年5月2日
代表取締役社長 芝清隆
不動産登録免許 宅地建物取引業免許 大阪府知事(1) 第62854号
不動産特定共同事業 第1号および第2号事業者
(電子取引業務を行う)大阪府知第19号
資本金 1億円
上場有無
最小投資可能額 1万円
累計応募金額 610億9,590万円(2024年6月30日現在)
組成ファンド数 90件(2024年6月30日現在)
想定年間利回り 14.25%(2024年6月30日現在)

ヤマワケエステートの特徴や評判とは?

ヤマワケエステートは、2023年9月にサービスを開始した、比較的新しい不動産クラウドファンディングです。運営元はヤマワケエステート株式会社で、WeCapital株式会社の子会社に当たります。サービス開始からわずか3か月で、公開したファンド数19件に対して応募金額の総額が57億円を突破したことでも話題となりました。

ヤマワケエステートが提供する「不動産クラウドファンディング」とは、1つの案件に対して複数人の投資家たちが出資し、不動産の購入・運用をする投資手法です。運用益は出資者たちへと分配されます。不動産投資と言えば、「比較的安定した収益を見込めるものの、初期投資費が高い」といったイメージを抱く方も多いのではないでしょうか。複数人が出資する仕組みを整えることで、わずか1万円から10万円ほどから不動産投資ができるように。ヤマワケエステートは、特に想定利回りが高い案件を多く扱うサービスとして注目されています。

ヤマワケエステートは、あくまでも「ファンド」に対して投資する仕組みであるため、不動産にまつわる手間は最小限です。不動産投資初心者であっても、気軽にスタートできる投資手法として注目されています。

ヤマワケエステートのメリット

非常に高い利回りの要因はハイブリッド型による

ヤマワケエステートを利用するうえで大きなメリットとなるのが、他社に比べて非常に高い想定利回りです。2024年10月現在、想定利回り(税引前)が12~16.5%の案件が多数公開されています。一般的な不動産クラウドファンディングの利回りは3~4%程度ですから、より高利回りの投資を求める方にとって、極めて魅力的なサービスだと言えるでしょう。

「利回りが高すぎてあやしいのでは…」と思われる方もいそうなヤマワケエステートですが、その投資タイプに高利回りの秘密があります。不動産クラウドファンディングにはおおむねキャピタルゲイン型/インカムゲイン型/ハイブリッド型の3つの種類がありますが、ヤマワケエステートはハイブリッド型に当てはまります。ハイブリッド型とはインカムゲインとキャピタルゲインの両方の利益を得られるもので、市場環境に応じた柔軟性のある対応を求められますが、不動産クラウドファンディングのため投資家自身が運用に手を動かすことはありません。

ヤマワケエステートの親会社であるWeCapital株式会社は、不動産開発案件や物件の提供において確かな実績を持つエムトラスト株式会社と業務提携しています。プロによる充実のサポートも、高利回りを実現できる理由の一つと言えるでしょう。

投資対象の不動産の種類が豊富

ヤマワケエステートを利用するメリットの2つめは、不動産投資の対象の種類が豊富であるという点です。さまざまな不動産投資対象のなかから、自分の目的やスタイルに合わせて選択できるでしょう。

不動産クラウドファンディングのなかには、「区分マンションのみ」など、特定の対象のみを取り扱うケースが少なくありません。この場合、不動産クラウドファンディングを選んだ段階で、投資対象までをもある程度絞り込んでしまうことになります。その点、ヤマワケエステートでは以下のような幅広い投資対象を用意しています。

・居住用マンション
・商業ビル
・リゾート地
・ホテル
・ヴィラ
・空き家のリノベーション

不動産投資の経験がない時期には「手堅い利回りを期待できる居住用マンションを狙いたい」と思っていても、経験を積むうちに「リスクとリターンを予測し、より高い利回りの空き家リノベーション案件に挑戦してみたい」と考える方は、決して少なくありません。ヤマワケエステートなら、こうした投資スタイルの変化にも無理なく対応できるでしょう。

他社と比較して短い運用期間

ヤマワケエステートの特徴の一つが、他社と比較して短期運用を前提としたファンドが多いという点です。長期運用にも短期運用にもそれぞれメリットとデメリットがあるものの、「慣れない不動産投資において長期運用を狙うのは不安が大きい…」と感じる方も多いのではないでしょうか。

2024年10月現在、ヤマワケエステートがサイト上で公開している直近の案件の多くが、運用期間を「約9か月~10か月」程度に設定しています。一般的な不動産クラウドファンディングの場合、運用期間は約1年程度が一般的です。運用期間が短くなれば、そのぶん素早く償還金を手にできますし、その資金を元手にしてさらに魅力的なファンドへの投資も可能になるでしょう。

また、ヤマワケエステート限らず不動産クラウドファンディングを利用する際に無視できないのが、投資先の経営悪化による貸し倒れリスクです。運用期間が短ければ短いほど、リスクを回避しやすいと言えるでしょう。

ヤマワケエステートのデメリットは?

元本割れの可能性

不動産クラウドファンディングにて投資をする場合、非常に大きなデメリットとなるのが元本割れの可能性です。投資である以上避けられないリスクであり、ヤマワケエステートにおいても例外ではありません。不動産相場が下落すれば、投資家が得られるリターンも少なくなります。場合によっては、償還金が出資額を下回るケースもあるでしょう。不動産クラウドファンディングの場合、元本割れのリスクは比較的低いと言えますが、絶対に収支がプラスになるとは言い切れません。

そもそも不動産クラウドファンディングでは、出資法によって元本保証が禁じられています。ヤマワケエステートを利用する場合も、預貯金や保険契約といった法律による保護対象ではないという点を頭に入れておくことが大切です。

運用年数が浅く実績が少ない

ヤマワケエステートがサービスを開始したのは2023年9月のこと。利回りの高さや組成案件の種類の豊富さに注目する投資家は多いものの、その実績は豊富とは言えません。運用終了によって実績が確定した案件はまだまだ少なく、投資家たちは限られたデータをもとに、投資の有無や金額を決定することになるでしょう。過去の実績からヤマワケエステートの信頼性を判断するのも、難しい状況です。

2024年10月現在も多くの案件の募集・運用を行っており、今後少しずつ実績も増えていくでしょう。「リスク回避の実績を重視したい」と思う方にとっては、現時点において非常に大きなデメリットとなります。

入金時手数料は投資家負担

ヤマワケエステートでは、入金時の振込手数料は投資家側が負担することになっています。振込手数料が具体的にいくらになるのかは、自身が利用する金融機関によって異なるため、事前に確認しておきましょう。ヤマワケエステートでは、会員登録時に出金用の口座を一つ登録しますが、自身の名義であれば別口座からの入金も可能です。手数料負担を抑えるために工夫しましょう。

ちなみに、出金時の振込手数料はヤマワケエステート側が負担してくれます。振込手数料が発生するのは、最初に出資するときのみです。また誤って入金してしまった場合、返金のために必要な手数料も投資家側の負担となります。

ファンド組成に関する透明性が低い

ヤマワケエステートは短期間に多くのファンドを組成していますが、案件によっては、開示された情報量が少ないケースがあります。住所が最後まで記載されておらず、投資先の物件を特定できない可能性もあるでしょう。限られたデータから投資するかどうか判断したり、自身のリサーチにより詳細なデータを入手したりする必要があります。

またヤマワケエステートは優先劣後出資システムを導入していますが、その割合をファンドページにて確認することはできません。会員登録後には見られるようになりますが、「優先劣後の割合から投資家が負うリスクを判断し、その結果を見て登録するかどうか決めたい」という方にとっては無視できないデメリットです。

ヤマワケエステートの評判を調査:やばい・怪しいの口コミは本当?

ヤマワケエステートの良い評判・口コミを紹介

実際のところ、ヤマワケエステートの評判はどうなっているのか、投資家たちによるX投稿をチェックしてみましょう。まずは良い意見を紹介していきます。

ヤマワケエステートの注目度や人気の高さがうかがえる投稿です。より確実に投資するためには、こまめな情報収集と行動力が必須と言えるでしょう。運用終了後の流れもスムーズのようで、安心して利用できるのではないでしょうか。

ヤマワケエステートの悪い評判・口コミを紹介

一方で、ヤマワケエステートに対して悪い口コミを寄せる投稿も存在しています。メリットだけではなく、デメリットについても正しく把握するため、ぜひこちらにも注目してみてください。

ヤマワケエステート関連の口コミで、比較的多く見られるのが会員登録時のトラブルです。特にeKYC(オンライン本人確認)の段階でつまずく方が多いよう。公式サイトの「よくある質問」では注意点やコツ、うまくできない理由についていくつかヒントが記載されているので、確認してみてください。

またヤマワケエステートの情報公開/透明性に対して不満を感じる方もいるようです。「もしかしてやばいのでは…」と感じる理由の一つでしょう。実際に投資するかどうかは、さまざまな情報を確認し、総合的に判断するのがおすすめです。

ヤマワケエステートの始め方について

ヤマワケエステートで投資をスタートするためには、まず会員登録をする必要があります。ヤマワケエステートへの会員登録(口座開設)は、スマホから簡単に申し込み可能です。登録料や口座維持手数料も必要ありません。口座開設時に求められる情報は、以下のとおりです。

・住所
・氏名
・生年月日
・メールアドレス など

その後、運転免許証やパスポート、マイナンバーカードといった本人確認書類を提出。システム上でカメラを立ち上げ、eKYC(オンライン本人確認)を完了させましょう。確認完了まで1~3日ほどかかりますが、すべての手順はオンライン上で完結できます。

本人確認が完了すると、登録したメールアドレス宛に口座開設完了のお知らせが届きます。マイページにログインし、ヤマワケエステートの利用を開始しましょう。募集中案件から興味のあるファンドを見つけたら、公開されている情報を入念にチェックするのがおすすめです。ファンドごとに詳細条件は異なるため、それぞれを把握したうえで実際に投資してみてください。

まとめ

ここまで見てきたとおり、ヤマワケエステートは多くのメリットで投資家たちから注目される不動産クラウドファンディングです。他社と比較して圧倒的に高い利回りが想定されること、短期運用で資金を効率よく動かしやすいことなどが魅力と言えるでしょう。「短期間でも少しでも多くのリターンを得られたら…」と考える方にとって、非常に魅力的なサービスです。

とはいえ、投資リスクはゼロではありません。開示されている情報量は少なめで、実績もまだまだ多くはありません。「やばい」「あやしい」といった印象を抱いてしまうのも、こうした点に理由があるのでしょう。「多少のリスクを背負ってでも多くのリターンを求めたい」と思う方におすすめのサービスです。

Text by NewSphere 編集部
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