バンカーズの評判を徹底調査!やばい・怪しいの口コミは本当?投資のメリット・デメリット、始め方を解説

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融資型クラウドファンディングのバンカーズは、投資家たちからも高く注目されているサービスです。ソーシャルレンディングへの期待度が高まっている今だからこそ、「これから始めてみたい」と思っている人も多いのではないでしょうか。投資にはリスクも付き物だからこそ、利用前に確認しておきたいのが、サービス全体の評判やメリット・デメリットについてです。バンカーズの投資の仕組みやその特徴について、わかりやすく解説します。ぜひ参考にしてみてください。

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バンカーズの概要

URL https://www.bankers.co.jp
運営会社名 株式会社バンカーズ
本社所在地 東京都中央区日本橋茅場町1-8-1 茅場町一丁目平和ビル802
設立年月 昭和49年8月
代表取締役 遠藤 慎一
登録番号 第二種金融商品取引業:関東財務局長(金商)第3216号
貸金業:関東財務局長(14)第00077号
一般社団法人 第二種金融商品取引業協会
日本貸金業協会:協会員番号 002411号
貸金業法 指定信用情報機関:株式会社日本信用情報機構
資本金 40,000万円
株主 株式会社バンカーズ・ホールディング
上場有無
最小投資可能額 1万円
累計応募金額 800億円以上(2023年10月時点)
参考利回り 2~5.5%程度

バンカーズの特徴や評判とは?

バンカーズは、2020年12月よりサービスの提供を開始したソーシャルレンディングサービスです。運営元は株式会社バンカーズで、もともとは泰平物産株式会社という貸金業の老舗企業でした。融資にまつわる事業に古くから携わってきた企業です。融資型クラウドファンディングとしては比較的新しいバンカーズですが、2022年には旧SBIソーシャルレンディングの事業を承継。業界大手企業が築き上げた地盤をしっかりと引き継いでいます。またバンカーズ内には銀行や大手証券会社出身の人材も多く在籍し、安心して投資できる環境作りに努めています。

多くの案件を扱っている点や、過去に高額案件も多数取り扱っている一方で、初心者でも投資しやすい環境が整っていることがバンカーズの特徴です。口座申し込みはWebから簡単にでき、本登録が終われば、最短3日で投資をスタートできるでしょう。融資型クラウドファンディングを利用する場合のファンド申込手数料や口座開設手数料、維持管理費用など、余計なコストがかからないところも初心者向けのポイントです。

バンカーズのメリット

1万円から投資可能

バンカーズの融資型クラウドファンディングなら、最低1万円から投資が可能です。株式投資や不動産投資と比較して、ごく少額から投資できるため、比較的手軽に挑戦できます。株式投資の初期投資費用は、最低でも数十万円から。不動産投資となると数百万円からと、多額の費用がかかるケースも少なくありません。お小遣いの範囲内から企業や個人に融資をしてリターンを得られるので、投資用の資金が少ない場合でも着実に利回りを期待できます。

独自のリスク分析を公表している

少額からさまざまな投資案件に参加できるのがソーシャルレンディングの魅力。一方で、避けては通れないのがリスクです。投資である以上仕方がないとはいえ、特に投資初心者にとって、必要以上のリスクを抱えるのは極めて危険と言えるでしょう。だからこそ、投資前に必要な情報を得られるかどうかが重要なポイントとなります。

バンカーズの場合、独自のリスク分析を行い、案件ごとにサイト上で結果を公表しています。融資先の信用力や担保保証の内容を、「0(リスク大)」から「5(リスク小)」までの数字でわかりやすく解説。どの案件にどれだけのリスクがあると予想されるのか、プロ視点での評価をひと目で把握できるでしょう。

ソーシャルレンディングサービスによっては、投資先ファンドを決定する際に、十分な情報が公開されていない場合もあります。バンカーズで公開されている「融資先情報(企業名や事業内容など)」「返済方式と返済原資」「担保内容」「過去の不渡り歴」といった情報は、投資先を決定する際のヒントとして活用可能。投資に慣れていない人でも、迷うことなくファンドを決定できるのではないでしょうか。開示されている情報をしっかりと読み込めば、余計なリスクを抱えることもなくなるはずです。

SBIソーシャルレンディングの事業承継をしていることも作用しているのか、投資家が安心して投資できる環境を整えていることに努めている点はバンカーズの最大の特徴と言えそうです。

融資経験豊富な運営会社

バンカーズを運営する株式会社バンカーズおよび株式会社バンカーズ・ホールディングには、融資経験豊富な人材が多く在籍しています。2023年9月現在、株式会社バンカーズ・ホールディング会長職に就く長田忠千代氏には、過去に三菱UFJ銀行代表取締役を務めた経験が、株式会社バンカーズ代表取締役を務める澁谷剛氏には大和証券に勤めた経験があります。バンカーズの運営にも、こうした過去の経験が存分に活かされていると言えるでしょう。

また株式会社バンカーズの前身は、長く貸金業を営んできた会社です。融資や審査に関する経験が豊富で、取り扱うファンドの見極めにも役立てられています。投資家が自身の目で投資先を見極める前に、経験豊富な運営会社がある程度絞り込んでくれているという安心感を抱けるはずです。

バンカーズのデメリット

元本割れの可能性

バンカーズを利用するうえで、頭に入れておかなければならないのが「元本保証がない」というデメリットです。預けたお金が確実に返ってくるとは限らないという点を頭に入れ、投資する必要があるでしょう。

バンカーズの仕組みは、「投資家たちから集めたお金を企業に融資し、企業が支払う利息を分配金として投資家たちへと還元する」というもの。バンカーズだけに限らず、融資型クラウドファンディングに元本保証はありません。投資先の事業者が倒産したり返済不可能な状態に陥ったりした場合、元本割れのリスクがあるのです。

融資型クラウドファンディングには、運用中に利回りが変動したり急激な値下がりを起こしたりするリスクはありません。一方で、いざ貸し倒れが発生すれば、投資したお金がまったく戻ってこないという事態もあり得るでしょう。

途中解約できない

バンカーズを始めとする融資型クラウドファンディングでは、いったん結ばれた契約を途中破棄はできません。運用期間が終了するまで、投資資金が手元に戻ることはないでしょう。

例えば株式投資の場合、投資中に急遽現金が必要になれば、株式売却による現金化が可能です。より魅力的な投資先を見つけた場合、比較的容易に乗り換えできるでしょう。

融資型クラウドファンディングの場合、投資に関する詳細な知識や自らの手による調整が不要である一方、運用期間に関する自由度は低めです。こちらのデメリットもバンカーズだけに限ったものではありませんが、投資先を決定する際には、余剰資金をもとに計画を練ることが大切です。また投資先事業者についても、「今」だけではなく「運用期間中」を見据えた判断が必要となります。

入出金手数料が投資家負担

バンカーズを利用する際は、各種手数料にも注意しましょう。バンカーズのサイト上で投資先ファンドを決定したら、ファンドへの出資金を指定口座へと入金する必要があります。このときに発生する振込手数料は、投資家側が負担しなければいけません。

実際にいくら負担するのかは、利用している銀行の規定によって異なります。出資金以外にも金銭的負担が発生するという点を、頭に入れておきましょう。少しでも出費を抑えたいなら、GMOあおぞらネット銀行の口座を利用しましょう。バンカーズの入金先口座がGMOあおぞらネット銀行のため、同行からの振込手数料は無料で利用できます。

一方で、分配金や償還された元本を出金する際の振込手数料はバンカーズ側が負担してくれます。会員登録や口座維持管理費も無料です。

バンカーズはどんな人に向いている?

新たな投資サービスとして注目されるバンカーズ。以下のような条件に当てはまる人は、ぜひ口座開設やサービス利用について積極的に検討してみてください。

・投資に興味はあるものの、あまり知識がない
・投資中に自分で手を入れる時間的な余裕がない
・とりあえずお小遣い程度の金額から投資をスタートしたい
・リスクは最小限にしつつ、銀行よりも効率的な預け先を探したい
・ソーシャルレンディングサービスの中でも、経営体制がしっかりしているところを選びたい

バンカーズを利用する場合、投資先ファンドを選んで出資金を支払えば、あとは運用期間が終了するのを待つだけでOKです。途中解約はできませんが、その分投資中に難しい内容を考える必要はありません。「投資以外の仕事が忙しい」「育児や介護の合間に投資したい」という人でも、手軽に挑戦できるでしょう。

ソーシャルレンディングサービスである以上、バンカーズにも元本割れのリスクはありますが、最低投資額が1万円からとお小遣い感覚でスタートできます。投資に回す金額を自分自身で調整しやすく、また万が一元本割れが発生した場合の損失も限られるでしょう。手軽に挑戦できる一方で、ただ銀行に預けておくよりも資金を増やせる可能性があるバンカーズ。「これから投資をスタートしたい」と思っている人にもおすすめのサービスです。

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Text by NewSphere 編集部
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