中国・三峡ダム崩壊説が再浮上 記録的大雨で不安高まる

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◆西側プロパガンダ? 国営メディア、批判に冷静
 三峡ダムが力不足だという批判に対し、中国政府はダムのおかげで洪水被害が緩和され、経済損失も最小化、死者や緊急避難者の数も抑えられたと主張している。とくに三峡ダムからの綿密に計画された放水は、今年の洪水を制御するには効果的だったとしている(ロイター)。

 グローバル・タイムズは再浮上したダム崩壊説を、中国の専門家は相手にしなかったと述べる。今回の洪水でもダムは無傷で、流入する水を貯め置く能力が十分にあると彼らはわかっているからだという。そもそもダムに大災害が差し迫っているという見方は西洋メディアによるデマで、長らく国内外のオンライン上で広められてきたものだと崩壊説を一蹴している。

 同紙は2019年のグーグルマップ事件で解説したように、些細な変形はいつでも起こるが、ダムの安全性に影響を及ぼすものではないと述べている。さらにダムには多チャンネルの「健康監視システム」が装備されているという専門家の説明を掲載。目に見える変化が起きる前に、変形などの異常は探知され、警告が発せられるようになっているとし、ダムは盤石だという主張を押し通している。

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Text by 山川 真智子

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