男子生徒がスカート履いて抗議 女性差別を男の問題と捉えるジェネレーションZ

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◆スカート姿で性差別に抗議するカナダ男子高生
 そんな折、10月頭にカナダで話題になったのが、男子学生による「女子学生の服装を規制する校則の是非を問う」運動だ。始まりはトムという男子学生がインスタグラムに10月3日に投稿した動画だ。スカート姿のトムは動画に添えたメッセージに「服装規定は僕の知る限り最も意味のないものだよ。だから、変えなくっちゃ! こういうちっちゃなことをすることで、ばかばかしいルールを変えることができるのさ。(中略)服には性別はないんだぜ」と、ラフな口調で投稿意図を記している。トムによれば、きっかけは、学校の体育の時間に目にした出来事だった。その日、「Tシャツが短すぎて肌が見えるという理由で体育教師は何人かの女子生徒を授業から追い払った」のである(『ラ・プレス』10/14)。「居合わせた男子生徒らはこれに抗議して、自分たちのスウェットシャツの裾を結んで露出度を上げて見せたが、教師はこれには何の注意もしなかった」(同)というのだ。このトムの動画投稿は現在約1万7000もの「いいね!」を集めている。

 トムの意見へは、別の学校の男子学生からも賛同が寄せられた。たとえば、ギヨームという男子学生は仲間らと揃ってスカートを履いた写真を、下のメッセージとともにインスタグラムに投稿した。「僕の学校では(中略)女子はスカートの長さが理由で退室を命ぜられたり、とんでもない言葉を浴びせられたりしている。(中略)大抵、女子はその服装のせいで男子の邪魔をしていると言われているけど、僕らはそうは思わない。集中しないといけないのは男子であって、女子には責任はないと、僕らは考えている。女子への支持と、男もフェミニストでいられることを示すため、僕ら男子はスカートを履く」。この投稿には約8万7000人の「いいね!」が寄せられている。

◆服装規定そのものへの抵抗
 実は性差別に反対する男子学生によるスカート着用は、これが最初ではない。フランスの地方都市ルマンにある高校では、男女の不平等な扱いに抗議するため、男子学生がスカートを着用する「スカートの日」運動を2014年から行っている。2017年に参加したギャバンという男子学生は、参加者が15人程度しかいないと明かしたうえで「笑いものになるかもしれないけど、これが僕らの「スカートの日」の意見表明さ」とロプス誌の取材に答えている。

 またイギリスでは、女性差別とは関係なく、服装規定そのものへの抵抗からスカートを履く男子学生の運動も起こっている。猛暑にもかかわらず、制服の長ズボンしか着用を許されない男子学生らがこれに抗議し、女子学生の制服であるスカートを履いて登校したのだ。2013年のカーディフや2017年のデヴォンにその例を見ることができる(デイリー・メール紙、『マッシング・アップ』)。

Text by 冠ゆき

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