あなたにとって一番良い「寝る姿勢」はどれ? 3タイプの長所と短所

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 爽やかな目覚めを迎えるためには、十分な時間をかけて眠ることだけでなく、睡眠中の姿勢も重要だ。肉体の疲労度に大きく関係するといわれており、寝方次第で凝りと疲労感の少ない爽快な朝を迎えられるかもしれない。

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◆横向き
 横向きで寝る人は多く、およそ60%の人々がこの寝方をしているとも言われる。子供の頃は姿勢が定まらないが、成長して大人になるにつれ、横向きに落ち着くというパターンが多い。米スリープ・ファウンデーション誌はこの体勢のメリットとして、腰痛になりにくい点を挙げる。とくに頭に枕を使って寝ている場合、横向きに寝ることで背骨の配置が理想に近くなるようだ。また、いびきの軽減にも効果的だ。

 米ヘルス・ライン誌(2018年12月3日)も、「実際のところ、横向きで寝ることはとても良いことがわかっています」と述べる。興味深いことに左右で差があり、身体の左側を下にして寝る方が健康に良いのだという。ある小規模な実験で双方を試したところ、逆側である右側を下にした場合の方が、胸焼けや胃酸の逆流を訴える被験者が多かったという。一方で同誌は、横向きが完璧というわけではない、とも述べている。肩こりの原因になるほか、顔にしわを作ることがあるためだ。

◆仰向け
 仰向けは横向きに次いでポピュラーな寝方となっており、実際に利点も多い。体重が均等に分散されることから、起きたときに首や背中などに痛みを感じることが少なくなる。スリープ・ファウンデーション誌は、身体への負担を少なくするうえで、左右のバランスを意識するよう勧めている。たとえば片方の腕だけを頭の近くに上げて寝るよりは、両腕を身体の横に自然に投げ出して寝る方が、背中への負担が少なくなる。このほか、仰向けは鼻の通りも良くなるため、鼻炎などで息苦しさに悩んでいる場合にはぜひ試したい寝方だ。この場合、完全にフラットに寝るのではなく、枕を使って上半身を起こした状態にすることで気道の通りが良くなる。

 仰向けのデメリットとして、睡眠時無呼吸症候群につながりやすい。英ライブ・サイエンス誌(11月12日)は、英モンテフィオーレ病院のアンガス・ニスベット医師(神経学)の見解として、「仰向けで寝ると、高齢だったり体重過多だったりした場合、睡眠時の無呼吸を患う可能性が相当に高まります。中咽頭(口の奥にあるノドの領域)が狭くなるためです」と解説している。

◆うつ伏せ
 最後にうつ伏せだが、この姿勢は通常、健康上のメリットがあまり多くないと考えられている。ヘルス・ライン誌は、「もし寝方をランクづけする必要があるとすれば、うつ伏せはおそらく最下位となるでしょう。いびきまたは睡眠時無呼吸症候群に対しては好ましい寝方ですが、それ以外にメリットはあまりありません」と述べている。筋肉と関節に余分な負担をかけてしまい、朝起きたときに疲労感が残る原因となるため、あまり積極的に推奨されている寝方ではないようだ。

 ライブ・サイエンス誌も、首周りの凝りや頭痛を招く原因になるとして注意を促している。どうしてもうつ伏せが落ち着くという人は、極力枕を使わないようにする方が良いようだ。首が不自然な角度になる可能性を下げ、朝方の痛みを軽減してくれる。また、骨盤の下に枕を置けば、えび反りを防いで背骨への負担を和らげる効果が期待できる。

 睡眠時の体勢にはそれぞれ、メリットとデメリットがある。自分に合った寝方を探すことで、凝りと疲労感の少ない朝を迎えられるかもしれない。

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Text by 青葉やまと