映画が伝えなかったフレディ・マーキュリー 猫、セクシャリティ、最愛の人

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 伝説のバンド「クイーン」を描いた映画『ボヘミアン・ラプソディ』が大ヒットしている。特に、エイズのため45歳で亡くなったリード・ボーカル、フレディ・マーキュリーの華麗で劇的な人生には注目が集まっており、映画のヒットを機にこれまであまり知られなかったエピソードが伝えられている。

◆猫大好き! 愛猫は楽曲のタイトルにも
 映画のなかでも紹介されているが、フレディは無類の猫好きだったという。ヴァニティ・フェア誌が、驚きの猫エピソードを伝えている。

                                                                                                                 

 フレディは、最初はトムとジェリーと名付けた2匹の猫を飼っていたという。バンドのツアー中には電話口まで2匹を連れて来させ、必ず自分の声を聴かせた。この後8匹の猫を加え、それぞれに部屋を与え、クリスマスにはお菓子やおもちゃをいれた靴下を猫たちに配っていたという。

 ある日1匹が逃げ出してしまい、フレディは絶望し気も狂わんばかりで、日本製の火鉢を部屋の窓に投げつけたということだ。猫が見つかると、母親のように猫を撫でたあと、延々とお説教をしたらしい。

 フレディの猫愛はその後さらにレベルアップし、ソロアルバムのライナーノーツには、「(愛猫の)ジェリー、トム、オスカー、ティファニーと世界中の猫を愛する人々に捧げる、他の奴は失せろ」と記すほどだった。最も気に入っていた愛猫はデライラで、バンドメンバーの反対にもかかわらず、「デライラ」という曲をアルバムに収録した。最後はフレディに従ったというギターのブライアン・メイは、「ニャー」という猫の鳴き声の効果音まで、しぶしぶギターで作っている。フレディはなくなる直前まで、デライラを撫で続けていたという。

Text by 山川 真智子

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