エレガント?高圧的すぎ? 米国登場のレクサスLX600 Fスポーツ、デザインには賛否も

レクサス

◆ささやくように走り出し、踏み込めば速度に感動
 本車はレクサスLX600が採用していたV8エンジンではなく、V6ツインターボエンジンを搭載する。著名なスポーツカーがこぞって採用してきたV8を失ったことになるが、それでも米ロード&トラック誌(6月21日)は「大した問題ではない」と説く。ハイウェイを含めて数百キロを走破した結果、「5901ポンド(2677キロ)の巨体としては、確実に活発に走ることができる」感触を得たようだ。新型レンジローバーの直列6気筒との比較では、静止状態からの加速はレンジローバーに譲るものの、パワーとトルクで勝ると分析している。

 Fスポーツは10速ATを採用する。走行感についてウォール・ストリート・ジャーナル紙は、強力なトルクと多段ギアによるスムーズな応答が得られると納得した模様だ。「ささやくようなパワーで走り出し、低速ではスムーズでレスポンスがよく、ペダルを踏み込めば感動的なまでに速い」と述べ、あらゆる速度域で良好な走りをみせてくれるとしている。

◆Fスポーツはアメリカで販売中
 実際のところ搭載のV6ツインターボエンジンは、V8に比べて出力が強化されている。馬力は26hp向上の409hp、トルクでは76lb-ft向上の479lb-ftとなった。0-100キロ加速は公称6.9秒となっており、3トン近いSUVとしてはかなりの俊足だ。

 レクサスLX600 Fスポーツはアメリカで販売中で、ベース価格は10万2345ドル(約1400万円)となっている。

【関連記事】
「ランクル終了で傷心の人のためやってくれた」レクサスLX 600、米誌納得の全面改良
「1世代でこんなに進化するとは…」レクサスNX新型、英誌が試乗で驚き
「感嘆してしまうクルマ」レクサスLC500コンバーチブル、米誌「比類なきデザイン」

Text by 青葉やまと