「感嘆してしまうクルマ」レクサスLC500コンバーチブル、米誌「比類なきデザイン」

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 レクサスのフラグシップ・クーペ「LC500」に昨夏、コンバーチブルモデルが設定された。LC500で培った知見を余すところなく投入し、感性に呼びかけるような走行性能を引き出したモデルだ。しばし遅れること今夏、アメリカでも販売が始まっている。

◆数字よりも感性に訴える
 レクサス LC500 コンバーチブルは、数字よりも感性で語るクルマだ。スペックをざっと概観すると、V8 5.0リットル直噴エンジン搭載のFR方式、最大出力は478ps、最大トルクは540Nmとなり、高い水準を達成している。しかし、米モーター・トレンド誌(9月10日)はこうしたスペックよりもむしろ、心に訴える部分の大きなクルマだと評価している。同誌は人々が馬力に注目することはなく、その代わりに「彼らは自然吸気V8エンジンのサウンドを、喉から手が出るほど欲しがるだろう」「彼らはこのLC500の周りを巡り、その比類なきデザインに感嘆するだろう」と述べる。これまでハイブリッドと高級感で名を馳せてきたレクサスだが、LC500コンバーチブルに関しては「感動を重視するドライバーに向けて心機一転」したモデルになっているという。

 LC500 コンバーチブルはスタイリングの美しさにおいても、高い評価を受けている。米カー&ドライバー誌(2月8日)は、その姿は「レクサスが美しくなれることの証明」だと述べ、すらりとした「そのプロポーションは衝撃的だ」「堂々としており、本気の熱を帯び、ゴージャスかつ大人びている」と言葉を重ねる。「見た人(私のご近所さんはみんな気に入っている)と、中に乗り込む人の両方から、『あぁ』を引き出すために作られたクルマだ」と記事は述べる。

Text by 青葉やまと