中国初の国産空母「001A」にトラブルか 海上公試直後に再試験

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 中国初の国産空母となる「001A」は、実際に海上で性能試験を行う「海上公試」のフェーズを迎えている。建造の最終段階として8月上旬に4日間の日程で試験が行われたが、試験が行われた海域が直後に再び封鎖されたことから、追加の公試が実施された模様だ。このことから、1度目の公試中になんらかの技術的問題が確認された可能性があると専門家らは見ている。

♦︎進水から2年、最終テストの段階へ
 香港のサウスチャイナ・モーニングポスト紙(以下SCMP)は6日、大連の港湾付近で4日間の公試が行われたと伝えている。同港は001Aの建造地であるほか、作戦行動の実施を補助したり、緊急時のサポートを提供したりといった役割が割り当てられている。今回の試験日程と前後して艦上戦闘機「J-15」およびヘリコプター各1機が目撃されていることから、発着艦の訓練が行われたものと見られる。これまでに中国は、50機以上のJ-15戦闘機を製造し、数十名に及ぶ艦載機用のパイロットを育成している。空母「遼寧」および001Aに配備する準備は整った、と情報筋は語る。

                                                                                                                 

 中国が現在保有する空母としては、ウクライナから購入した船舶を改造して完成させた「遼寧」がある。しかし現在は訓練用の船舶として利用されている。このことから米外交誌ナショナル・インタレストは、001Aが実質的に中国初の戦闘用空母だと見ている。同艦は2017年に進水しているが、ここにきて本格的なテストの用意が整ったようだ。

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Text by 青葉やまと