日本企業がTop3入りの快挙「最も評判の良い企業ランキング」米で4万人アンケート

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◆パンデミックがトレンドを形成
 調査元のアクシオス社は全体の傾向として、2021年度のランキングはコロナがトレンドを形成したと分析している。昨年比のランク上昇率ではワクチン関連が目立ち、上昇率1位がモデルナ、4位がファイザーとなった。巣ごもり需要の追い風を受けた企業も評判が良くなっており、上昇率5位がペット関連のチューイ、6位がスーパーチェーンのウェグマンズ、7位がアマゾンなどとなった。コロナ関連とは別にイーロン・マスク氏の企業も好調で、上昇率2位と3位をそれぞれスペースXとテスラが占めている。

 反面、初登場ながら下位と、悪い意味での評判が急拡大している企業も見られた。78位にインターネット掲示板のレディット、82位にビデオゲーム小売のゲームストップの名が挙がっている。今年1月にレディットを舞台に発生したゲームストップ株の株価操作事件が起きており、この影響を受けたものと見られる。中国関連では、88位のファーフェイと94位のティックトックが初登場で下位圏となった。一見意外なのは91位のマイピローで、枕販売会社だ。CEOが熱烈なトランプ支持者であり、ホワイトハウスとの関係が物議を醸していた。

 パンデミックに政局にと、ここ1年間の世相を如実に反映したランキングとなった。

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Text by 青葉やまと