メタン排出源・量をグーグルマップで表示、今年後半に

Dima Zel / Shutterstock.com

 グーグルのジオ・サステナビリティ担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのヤエル・マグワイア氏は、「この情報があれば、エネルギー企業、研究者、公共部門は、石油・ガスインフラからの排出を削減するための行動を、より迅速かつ効果的に取ることができるようになる」と期待を述べる。

 ただし、メタンガスの排出源を特定しても、エネルギー企業に通知することはなく、それを規制するのは、あくまでも政府や専門組織になるとした(BBC、2/14)。

 メタンマップは今年後半にグーグルの「アースエンジン」に公開され、政府、団体、専門家、メディアに無料で提供される。

◆メタンガスレベル倍増 人間による活動主原因
 米航空宇宙局(NASA)によると、メタンガスのレベルは過去200年で倍増しており、そのうちの60%が人間による活動が引き起こしている。国際エネルギー機関(IEA)は、気候変動の原因となる地球の気温上昇の30%はメタンが原因であると報告している。

 メタン排出の規制に関する国際的なルールはない。欧州連合(EU)はメタン排出削減のため、石油・ガス事業者に漏洩(ろうえい)の修理を義務付ける一連の提案に合意している。

Text by 中沢弘子