トランプ大統領最後のサプライズ? 「駆け込み恩赦」と退任日のイベント

Patrick Semansky / AP Photo

 2020年の米大統領選は民主党のジョセフ・バイデン前副大統領の勝利で終わった。トランプ氏はツイッターで不正選挙の主張を繰り返しているものの、裁判所からは次々に手厳しい判断が下され、票の再集計をしても結果は変わらない。そのことから共和党支持者もトランプ氏落選の事実に納得、または一連の大騒ぎに疲弊したのか、熱狂的支持者以外では騒ぎが沈静化しつつある。当のトランプ氏も選挙の不正を訴えつつも、バイデン氏の当選を覆すことができる可能性は低いことを認識し始めたのか、最近は今後の予定や自分自身や家族の保身について、いろいろと考えているようだ。

◆2024年の大統領選に再出馬?
 NBCニュースによると、トランプ氏は慣例を破り、来年1月20日に行われるバイデン新大統領就任宣誓式には出席せずに、同じ日に2024年大統領選の出馬イベントを行うことを考えているという。バイデン新大統領から注目を奪う目的ももちろんあるだろうが、同記事によると、トランプ氏は自分が大統領に就任した2017年1月20日にもすでに2020年の大統領選出馬の手続きを行っていたといい、この日付に固執しているのかもしれない。

 しかし、同日にイベントを行った場合、新大統領就任のお祝いムードの陰に隠れる結果となり、トランプ氏のイベントに注目が集まるかどうかは疑わしい。同記事によると、それでもトランプ氏は選挙人が新大統領を決定する12月14日に再出馬宣言を行い、1月20日に出馬イベントを開催する可能性があるという。今後もツイッターでの問題発言が続きそうだが、大統領でなくなることからいままでよりニュースで取り上げられなくなることは必然で、影響力も弱まるのではないだろうか。

Text by 川島 実佳

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