出馬表明のバイデン氏、トランプ氏より先に「身内」から洗礼? 米大統領選

Charlie Neibergall / AP Photo

 2020年の米大統領選出馬がかねてから予想されていたジョセフ(ジョー)・バイデン前副大統領がアメリカで4月25日、ツイッターとフェイスブックを通じて正式に出馬を表明した。民主党からはこれまでカマラ・ハリス上院議員やバーニー・サンダース上院議員など多数が出馬表明しているが、もっとも出馬表明が遅れたバイデン氏は、現在そのなかで支持率トップを走っている。 

◆トランプ大統領の反応は?
 4月26日付CBSニュース(電子版)の報道によると、バイデン氏は出馬表明後24時間で630万ドル(約7億円)の寄付金を集めたという。記事によると、バイデン氏に寄せられた寄付金は全米50州から集まっており、その97%は200ドル以下という少額の寄付だった。この額はバーニー・サンダース上院議員の610万ドル(約6億8,000万円)、ビート(ロバート)・オルーク前下院議員の600万ドル(約6億7000万円)を上回った。

                                                                                                                 

 バイデン氏の出馬表明を受け、トランプ大統領は25日にツイッターで、「大統領選にようこそ、スリーピー・ジョー。私は君が、予備選を成功させるための、長く疑われてきた知性を備えていることを望む(中略)。もし予備選で勝てたなら、スタート地点で会おう!」とバイデン氏の知性に疑いを投げかける中傷コメントを投稿。

 また情報サイト『デイリービースト』の26日付記事によると、トランプ氏は記者に「大統領になるには何歳なら高齢すぎるか」と尋ねられ、バイデン氏が76歳であることを意識して、「私は自分が若い男性であると感じる。私はとても若い! 一番若い人間だ。私は若く、活力がある男だ。しかし、ジョー(バイデン氏)を見ると、彼はどうだろう。彼はわからない。私は誰が高齢すぎるとは決して言わない。彼ら(バイデン氏と77歳のサンダース上院議員)は年齢とエネルギーの面で、私をとても若く見せている」と話した。

 26日付のニューズウィーク(電子版)は、バイデン氏がトランプ大統領のコメントを一笑に付し、トランプ大統領が常に他人を悪く言っていることを意味して「ドナルド・トランプのことは誰もが知っている」と語り、トランプ氏からの攻撃はとくに気にしていない様子を見せていた。

Text by 相馬佳