封鎖・武漢に取り残されたペットたち……ボランティアが救助に立ち上がる

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 新型コロナウイルスの感染拡大で、中国政府は1月23日に発生地とされる武漢市を封鎖した。その後、近隣地域も交通機関の運航停止などにより、事実上封鎖されている。春節休暇のため封鎖以前に自宅を離れた人々は帰宅できなくなっており、ペットを置いてきた飼い主が助けを求めている。

◆ご主人は帰らず……置き去りになったペットたち
 AFPによれば、中国版ツイッターWeiboでは、2月3日に「武漢に取り残されたペットを救って」というハッシュタグが検索で第3位にランクインした。自宅に戻れなくなった飼い主から数百万の閲覧があったということだ。

 このような飼い主のために、ネットを通じて知り合ったボランティアが安否確認や餌やりを行っているという。ラオ・マオ(老猫)と名乗る男性も、その一人だ。先日は「飼い猫たちに餌をやって」という飼い主のため、錆びた配管を伝ってアパートの3階のバルコニーに上った。部屋に入るとソファの下でかろうじて生きていた2匹を発見。すぐに飼い主にビデオ電話すると、10日ぶりに愛猫たちを見た飼い主は泣き崩れたという(ロイター)。

 武漢市長によれば、春節前に町を離れた人は500万人ということで、ラオ・マオは家に取り残されたペットは5万匹ほどいるのではないかと推測している。すでに彼とボランティア仲間で、1月25日以来1000匹以上のペットを救ったということだ。

Text by 山川 真智子

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