「朝食を食べない派」に潜む危険、知っておくべき9つのこと

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◆2.心臓病のリスクが増加

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朝食を摂らないライフスタイルは、各種疾病のリスクを高めるとされている。40〜75歳のアメリカ人6550人を対象にしたアイオワ大学の研究では、朝食を取ったことがない人は、毎日朝食を取る人よりも、心血管疾患および脳卒中で死亡するリスクが87%高いことがわかった。また、高齢男性を対象としたハーバード大学による調査では、朝食を抜くことで心臓発作に見舞われるリスクが27%増加するとしている。はっきりとした原因は現段階で不明だが、昼食以降にまとめてカロリーを摂ることで血糖値が急激に上昇し、動脈の血栓ができやすくなるのではないかと見る専門家もいるようだ。

◆3.生理不順の原因に

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女性の場合、朝食を毎日食べた方が、生理で苦しむことが減るようだ。大学生を対象にした2019年の日本の研究では、朝食を抜くと回答した人々のあいだでは、生理不順を経験している人の割合が多いことが確認された。また、月経困難症の症状も強い傾向にあったという。

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Text by 青葉やまと