カナダ産ロブスター打撃 中国が「サーモン疑惑」でコロナ検査開始 「陰性証明」要求も

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 50日間新たな新型コロナウイルス感染者が出ていなかった北京で、6月7日に感染者が見つかった。感染の原因は、市場で扱われていた輸入サーモンではないかとされ、中国は欧州からのサーモンの輸入を一時的に停止した。この輸入海産物疑惑は、中国向け輸出が回復途上のカナダ産ロブスターにも飛び火。いまや輸出に際し「陰性証明」まで求められており、輸出業者を困らせている。

◆コロナで輸出激減 輸出再開に期待していた
 水産業界紙Undercurrent Newsによれば、カナダの中国へのロブスター輸出は、2020年1月には4323トン、金額にして7930万カナダドル(約62億7000万円)と前年よりそれぞれ41%、49%の増加となっていた。ところが中国の新型コロナ感染拡大で2月には93トン、160万ドル(約1億3000万円)とどちらも前年同月比で95%の減少に転じ、3月には473トン、850万ドル(約6億7000万円)と、それぞれ同70%減と低迷していた。

 1~4月にはロブスターを輸送する航空便は月12便程度で、そのほとんどが韓国向けだったという。しかし中国の感染が止まり、6月には36便が予定され、まさにカナダにとっては本格的な中国輸出再開となっていた(Undercurrent News)。

Text by 山川 真智子

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