「最もポテンシャルのある観光市場」1位に日本 英調査会社

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 ロンドンに拠点を構えるコンサル会社のグローバル・データは1月27日、「日本は最もポテンシャルを持った旅行先」だとする記事を発表した。同社は世界各地の観光産業がどれだけ拡大する余地があるかを分析しているが、今回日本市場がそのトップになっている。

♦︎60市場中首位に
 同社が発表している「観光旅行ポテンシャル指数(TPI)」はある地域の観光規模が今後どれほど伸びる見込みがあるかを示す指標であり、現時点ですでに成熟している市場と今後躍進するであろう観光市場の両方を対象に分析を行っている。日本は100点満点中72.6点となり、対象となった世界60のマーケットのなかで最も拡大の可能性を秘めた市場であると認められた。

 日本以外の上位の市場としては欧米の国が目立ち、一方で残念ながら下位にランク付けされた市場にはアフリカ諸国が多い。安全と健康、そして観光産業への投資規模が下位の国々の課題となった、と調査結果は指摘している。日本がトップを確保できた理由としては、当然ながら先進国としてのインフラがきちんと整備されていることも幸いしたと考えられる。

Text by 青葉やまと