中国人依存の高級ブランドに打撃 冷え込む中国経済、増える国内での購入

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 ベイン・アンド・カンパニーが今月発表したレポートによれば、中国内の小売業者への支出額は、昨年の四半期に計上された900億ドルから2025年の半期には推定総額1,700~1,900億ドルにまで増加するという。このシナリオでは、海外での高級品購入の支出額は、670億ドルから850~950億ドルへ増加すると予想されている。

 その一方で、税関はヨーロッパ各国やその他ショッピングを目的とした場所から帰国する旅行者の手荷物を厳しく検査することで、非正規の輸入品の摘発に乗り出している。

 11月には、中国本土が課している高い輸入税を逃れようとして、香港からデザイナーブランドの服飾品を密輸した罪状によってある業者が懲役10年の刑を言い渡されたという報道があった。

 北京を拠点とするドッジ・インベストメント・マネジメントの市場調査官である李城東氏は、「この一件は、業界全体を震撼させた。あえて購買代理業者として活動しようという者は誰もいなくなる。この件は、海外の小売業者の販売活動に対し、即座に影響を与えることになる」と述べた。

Text by AP