中国人依存の高級ブランドに打撃 冷え込む中国経済、増える国内での購入

AP Photo / Mark Schiefelbein

 マンハッタンとパリにあるデザイナーブティックは、自動車メーカーや他の産業を襲った中国経済の冷え込みや失速を実感している。

 宝飾品、衣服および他の高級品に年間900億ドルも費やす中国人顧客への依存を強めていたルイ・ヴィトンやバーバリーなどのブランドが、今や揺らぎ始めている。気前よく散財する中国の消費者はアメリカとヨーロッパの小売業者にとって頼みの綱であったが、自国で拡大を続ける高級品のアウトレットストアでより多くの商品を購入するようになったため、業界は売り上げを維持するために厳しい圧力に直面している。

                                                                                                                 

 5,000ドルの腕時計や400ドルのシルバー製の赤ちゃん用スプーンを販売していることで知られるティファニーは、裕福な中国からの旅行者たちが海外の小売業者にとっていかに重要であるかを示した。中国人顧客による購入が減少していると最高経営責任者が発表した後、同社の株価は12%下落した。
 
 香港は中国本土からの旅行者にとってショッピングをする上で最も馴染み深い場所であるが、とある日の午後、ティファニーの旗艦店を訪れていたのはわずか十数人だけだった。しかもその多くは商品を購入せず、ただ単にショーウインドウを覗き込んでいるだけだった。

Text by AP

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