『ゴースト・オブ・ツシマ』海外で最高評価の理由は? 英米豪紙の注目点

Sucker Punch Productions

◆アクションゲームに和歌の遊び心
 本作はバトルアクションでありながら、意外な要素として和歌が活躍する。特定の場所で和歌を詠むことでアイテムを入手できたり、ワープ先として登録して移動を有利に進められたりするなどの恩恵がもたらされる。和歌は提示される選択肢を組み合わせて完成するもので、海外のユーザーたちはオリジナルの一首を詠んで楽しんでいるようだ。アクション作品としては異色の要素だが、詩歌への敬意が感じられたことが本作に感嘆する最初のきっかけになったとワシントン・ポスト紙が述べるなど、ちょっとした創作をゲーム内で楽しめる本システムは好評だ。なお、本機能は海外版では「俳句」と呼ばれており、日本語版へのローカライズにあたり「和歌」に修正されている。作中の時代に俳句の様式が確立されていないことが日本国内では広く知られているためだ。

 和歌システムのほかにもSMH誌は、「他愛もないが夢中になってしまうような古い文化」があちこちに仕掛けられていると述べている。キツネを追って古い神社へ導かれたり、神社で小さな御守りを見つけたりと、バトルの合間に日本の伝統的な美意識に触れることができるゲームバランスが好まれているようだ。

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Text by 青葉やまと

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