「くっつかない米」好きだったフランス人、おにぎりのおいしさに目覚めた?

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 食感が独特なことから、これまで海外受けは想像しづらかった日本の味が、近年徐々に海外進出している。餅の快進撃はその一例で、餅のような粘りのある食感は苦手な人が多いはずのフランスでさえ、すでに普通のスーパーで餅アイスが手に入る時代となった。加えて、最近にわかに目にするようになったのが、「おにぎり」だ。

◆ミシュランが取り上げた「おにぎりレストラン」
 AFP通信は2月、おにぎり人気に関する記事を配信した。その内容は、毎日長蛇の列ができる東京のおにぎり専門店の紹介に始まり、おにぎりの1000年以上の歴史に触れている。

 記事は、ここ数年の人気ぶりは外国人観光客の増加とテレビ番組での紹介に負うものが大きいと記している。また、『ミシュランガイド東京2019』に、東京で最も古いおにぎり専門店が取り上げられたことが決定打となったとみる。コロナ禍でおにぎりを持ち帰り購入する人が増え、その後のロシア・ウクライナ戦争が引き起こした小麦の値上がりもおにぎりの人気を支えた形だ。実際、おにぎりは2022年に日本国内で売れた惣菜のなかで2位となった。

Text by 冠ゆき