ザイフの評判は?気になる手数料やレバレッジ、スプレッド、口座開設のやり方を紹介

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暗号資産の「ユーザー間取引」や「レバレッジ取引」に興味がある人必見!暗号資産取引所ザイフの特徴を紹介

 ザイフは暗号資産の取引所です。暗号資産の取引や販売を行うためには金融庁に登録する必要がありますが、ザイフは平成29年9月29日に登録されています。ザイフの主な特徴は、ユーザー同士による取引が可能なことです。この他にも、レバレッジ取引の「AirFX」などの暗号資産の特質を生かした独自のサービスを行っています。ここでは、ザイフのサービス概要とメリット・デメリットや、評判・クチコミなどを紹介します。

おすすめの仮想通貨/ビットコイン取引所・販売所はどこ?初心者向けの買い方や各社の手数料・スプレッド・評判を徹底比較

ザイフのサービス概要

 

・取引所/販売所:取引所、販売所
・日本語対応:有
・取引通貨数:12種類
・スマホ対応:有
・最大レバレッジ:4倍(BTC/JPY)
・取引方法:現物取引、証拠金取引、ユーザー間取引
・最低取引数量:0.001
・現物取引手数料:メイカー0%、テイカー0.1%・0.3%(ビットコインキャッシュのみ)
・送金手数料:
 ビットコインの送金手数料0.0001〜0.01BTC
 ジムの送金手数料2〜20XTM
 ネムの送金手数料2〜20XTM
 モナの送金手数料0.001〜0.1MONA
 カウンターパーティトークンの送金手数料0.001〜0.1BTC
 ビットコインキャッシュの送金手数料0.001〜0.01BCH
 イーサリアムの送金手数料0.01〜0.05ETH
 COMSA/ネムの送金手数料5〜25XEM
 COMSA/イーサリアムの送金手数料0.01〜0.05ETH
 ERC20トークンの送金手数料0.01〜0.05ERC

ザイフの入金手数料

 銀行振込 各金融機関の振込手数料に従う
 コンビニ入金 3万円未満は495円、3万円以上は605円(入金金額が5万円以上になる場合は、別途印紙税200円が必要)
 ペイジー入金 3万円未満は495円、3万円以上は605円

ザイフの出金手数料:

 日本円の出金手数料3万円未満は385円、3万円以上は707円
 BTCの出金手数料0.0001〜0.01BTC
 ジムの出金手数料2〜20XYM
 ネムの出金手数料2〜20XTM
 モナの出金手数料0.001〜0.1MONA
 カウンターパーティトークンの出金手数料0.001〜0.1BTC
 ビットコインキャッシュの出金手数料0.001〜0.01BCH
 イーサリアムの出金手数料0.01〜0.05ETH
 COMSA/ネムの出金手数料5〜25XEM
 COMSA/イーサリアムの出金手数料0.01〜0.05ETH
 ERC20トークンの出金手数料0.01〜0.05ERC
・セキュリティ:預かり暗号資産管理の強化、ユーザー情報やバックアップデータ管理の強化、システムインフラの堅牢性強化、お客様預かり金の分離、リスク管理やセキュリティ対策の強化、コールドウォレットによる管理、マルチシグネチャの導入、2段階認証の導入
・サポート:Webサイトのお問合せフォーム、ZAIFチャットサポート

ザイフの運営会社情報

・会社名: 株式会社ZAIF
・設立年月:平成28年4月
・本社所在地:〒107-0062 東京都港区南青山5-11-9
・資本金:2億円(令和3年3月16日時点)

ザイフの特徴・評判

 ザイフが展開するサービスの特徴は、独自の暗号資産であるトークンの発行と、「Orderbook Trading」と呼ばれるユーザー間取引を行っていることにあります。また、リーズナブルな手数料や高機能チャートも特徴の1つです。

ザイフのメリット

 ザイフは独自のサービスに力を入れている取引所です。そのため、ザイフを利用することで多くのメリットが得られます。ここでは、ザイフの主なメリットを紹介します。

登録が3ステップで簡単に行える

 ザイフへの登録は簡単です。ザイフへのWebサイトにアクセスしてメールアドレスを入力し、送信されてきたURLにアクセスします。あとは個人情報を入力すれば登録完了です。

独自のトークンが利用できる

 ザイフでは独自のトークンが用意されています。トークンというのは、既存のブロックチェーンを利用して新たに生み出された暗号資産のことです。利便性や顧客へのアピール度の向上などのために、複数の取引所や販売所が独自のトークンを発行しています。ザイフは、暗号資産業界の中でも、トークンの種類が多いことで知られている取引所です。主なトークンに、ザイフ・コムサ・フィスココイン・カウンターパーティなどがあります。トークンの価格はそれを発行している取引所や販売所の価値を表すことにもなるため、ザイフのトークン価格を見ることで業績を見極めることも可能です。

ユーザー同士で取引が行える

 ザイフとの売買だけでなく、ザイフに登録しているユーザー同士でも取引を行うことができます。この売買に用いられる機能が「Orderbook Trading」です。「Orderbook Trading」では、ザイフのユーザー間でビットコインやネムといった主要な通貨の売買が行なえます。「Orderbook Trading」は、注文を出した価格に応じるユーザーが現れることで売買が成立するシステムです。

チャートが高機能で使いやすい

 ザイフのチャートは機能性が高く初心者にも使いやすい設計が施されています。チャートとは、暗号資産の値動きをさまざまな数値やグラフで表したグラフのことです。このチャートを見ることで、暗号資産の価格動向を予測することができます。そのため、暗号資産で利益を得るためには不可欠のツールです。ザイフのチャートは秒単位で値動きを見ることができ、平均線やボリンジャーバンドといった専門的な機能も兼ね備えています。しかも、高機能でありながら画面がシンプルなため、チャートに慣れていないユーザーでも直感的に操作できます。

「 AirFX」で安全にレバレッジ取引が可能

 ザイフでは、FX(外国為替証拠金取引)に対応した売買が可能です。「 AirFX」と呼ばれる機能で、レバレッジを2倍までかけたうえでビットコインの売買が行なえます。「 AirFX」は現物取引ではありません。ただし、証拠金を担保に円や暗号資産を借りて売買を行うため、価格が下落に向かっている局面であっても利益を狙えます。また、「 AirFX」は証拠金以上の損失を発生させないように設計されているため、比較的安全にレバレッジ取引を行うことができます。

積立投資が行える

 ザイフには「コイン積立」という投資機能があります。これは暗号資産取引の初心者や、将来の値上がりに向けてコツコツと買い続けたい人向けのサービスです。「コイン積立」では、毎月一定額をユーザーの口座から自動で引き落とし、翌月10日~翌々月9日までの間、1日毎にユーザー指定の暗号資産を買い付けていきます。買付はすべて自動で行われるため、ユーザーはチャートを見続けたり、買うタイミングを見極めりたりする必要は一切ありません。なお、令和3年6月時点では「コイン積立」のサービスは一時停止されています。

SNSなどで手軽にチップが送れる

 ザイフではSNSなどを使って、暗号資産をチップとして送信することができます。「twitterチップ」と「Zaifチャット」という2つの機能です。「Twitterチップ」では、twitterアカウントがわかっている人であれば、相手の了解を得ずに暗号資産を送信することができます。そのため、家族や知人だけでなく、応援しているタレントや支援したい団体などに投げ銭や寄付として暗号資産を送信することができるのです。また、「Zaifチャット」は、ザイフのチャットパネルから暗号資産を送信できる機能です。たとえば、チャットパネルに投稿された情報に対して「いいね!」を送る際に、そのお礼として投稿者に暗号資産を送信できます。

 「Twitterチップ」を送信するには、ザイフの取引所にある「twitterチップ」ボタンをクリックし、twitterとの連携を完了させます(初回のみ)。次に「チップ配信」ボタンをクリックして表示されたスクリーンネームから該当者名を選択し、送信する暗号資産と通貨量を入力して送信すれば完了です。もう1つの「Zaifチャット」で暗号資産を送信するには、まず「いいね!」を送信したい人の投稿をクリックします。次に送信したい暗号資産と通貨量を入力し、「重要事項に同意してチップを追加する」にチェックを入れてから「いいね!」ボタンをクリックすれば送信完了です。

ザイフのデメリット

 ザイフには、メリットほどではありませんがデメリットもあります。ここでは、代表的なデメリットを紹介します。

サーバーに問題が発生することがある

 ザイフのサーバーは、ごくたまに接続不能になったり重くなったりすることがあります。これは、ユーザーの増加や価格が大きく動いてアクセスが集中したことが主な原因ですが、取引中に発生すると大きな損失に繋がりかねません。ザイフではサーバーの増強や人員の増加、バックアップ体制の強化などで対策を講じていますが、こういった問題が発生する可能性があることを理解しておく必要があります。

人気通貨のリップル(XRP)を扱っていない

 ザイフでは、民間企業が発行しているリップルという通貨を扱っていません。リップルを発行するリップル社は、世界中で200を超える金融機関と国際送金プラットフォームに関する実証実験を行っています。こういったことから、最も革新的なフィンテック企業としても知られていて、リップルも安定した人気がある暗号資産です。そのため、リップルを取引できない点は、ザイフのデメリットの1つに挙げられています。

ザイフの取扱銘柄

・取り扱い銘柄:
 ビットコイン(BTC)
 ビットコインキャッシュ(BCH/BCC)
 イーサリアム(ETH)
 ネム(XEM)
 モナコイン(MONA)
 カウンターパーティー(XCP)
 ザイフ(ZAIF)
 フィスコイン(FSCC)
 COMSA(CMS)
 カイカコイン(CICC)
 ネクスコイン(NCXC)
 XYM(ジム)

 総取り扱い銘柄数:12銘柄

ザイフはどんな人に向いているか

 ザイフでは手数料が比較的低く設定されているため、「これから暗号資産取引を始めてみたい」と考えている人に向いています。高機能チャートが使いやすくサポート体制やセキュリティーも充実しているため、安心して始められるというのがその理由です。また、令和3年6月時点では一時休止中ですが、ザイフには「コイン積立」という積立機能があるため、老後の資金を暗号資産で増やしたい人にも向いています。

ザイフの手数料

 ザイフには、上記の「現物取引手数料」「送金手数料」「入金手数料」「出金手数料」の他にも、「口座管理維持手数料」や「コイン積立銀行引落手数料」が発生することがあります。「口座管理維持手数料」は、本人確認が完了していない人に発生する手数料です。金額は、1万円未満が100円、1万円以上10万円未満が3%、10万円以上50万円未満が5%、50万円以上100万円未満が7%、100万円以上が10%に設定されています。「コイン積立銀行引落手数料」は「コイン積立」の引き落とし時に発生する手数料で、1千~2千円が一律100円、3千~9千円が3.5%、1万~2万9千円が2.5%、3万~4万9千円が2%、5万円以上が1.5%です。なお、アカウントの作成に手数料は発生しません。

 ザイフは手数料が比較的低い販売所ですが、それでも頻繁に入金・出金・送金を行っていると手数料がかさみます。そのため、こまめな入金・出金・送金は避け、できる限りまとめて行うことが大切です。銀行振込を利用するのであれば、できるだけ手数料が無料や安い金融機関を使うことで、余計な出費を少なくすることができます。また、ザイフでは時折、手数料の還元キャンペーンを展開することがあるため、そういったタイミングを見計らって入金・出金・送金を行うことも利益を増やす方法の1つです。

ザイフの評判・クチコミ

 ザイフのメリットに関する評判・クチコミには、入金・送金の速さや手数料の安さに対する声が多い傾向があります。また、アルトコインや独自トークンの発行など、取り扱っている通貨の豊富さをメリットとして挙げている評判・クチコミも少なくありません。その他にも、twitterやチャットによる投げ銭システムや「コイン積立」といった独自機能も人気があります。逆にデメリットに関する評判・クチコミでは、サーバーのダウンによって損失を出した人の低評価が目立ちます。また、サーバーだけでなくスマホのアプリにも問題が発生することがあるようで、その点を問題視しているユーザーもいます。

 ザイフでは2018年9月と2019年10月に、不正アクセスによってネムを始めとする暗号資産を外部に流出させています。この時に被害を受けたり、その記憶が残ったりしている人も少なくないようです。そのせいか、ザイフに対する信頼に疑問符を付けている評判・クチコミも散見することができます。しかし、セキュリティの強化が行われるなど体制の変更がなされたことによって、その評価も見直されつつあるようです。

ザイフのレバレッジ

 ザイフでは「ビットコインレバレッジ取引」が可能です。その際に利用できる倍率は、信用取引・FXともに証拠金の4倍までとされています。

ザイフの取引ツール

 ザイフでは、取引ツールに高機能チャート「TradingView」を採用しています。「TradingView」は、Webブラウザで軽快に動作するクラウドを利用した新世代のチャートアプリです。多彩なテクニカル指標やトレード分析ツールを搭載していて、価格動向の予測に役立てられます。

ザイフで仮想通貨取引をはじめよう

 ザイフは、独自のトークンを発行する成長型の取引所です。新しい投資法を求めている方、長期的なスタイルの投資を行いたい方に向いているでしょう。ザイフの登録には、メールアドレス・スマートフォン・本人確認書類・銀行口座といった4つのアイテムが必要です。これら4つのアイテムを用意したら、あとはザイフのアプリをダウンロードして手続きを行うだけ。まずは口座を開設して、ザイフで投資をはじめてみましょう。

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Text by NewSphere 編集部