「マツダは室内デザイン力で突出」CX-5新型、英誌レビュー

マツダ

◆インテリアは「正真正銘の高級車」
 キャビンもより快適になった。英ワット・カー誌(1月18日)は「インテリアの品質に関していえば、実に堅牢に作られており、CX-5は期待される役割を本当によく果たしている」と評価する。記事は「その高い水準を超えることができるのは、アウディ Q5やBMW X3など高価なプレミアム価格帯のライバルだけだ」と続ける。

 オート・カー誌も「マツダは万人受けするキャビン環境を設計する能力でライバルを凌駕しており、新型CX-5もこの点で変わらない魅力をもっている」と述べている。インフォテインメントの画面は回転ダイヤルで操作でき、高い実用性を誇る。また、コックピットからキャビン全体までがミニマルな設計でまとめられ、シンプルでモダンな高級感を演出している。最上位トリムとなる「GT スポーツ」について同誌は、ブラウンのなめし牛皮と木目調のインテリアにより、「正真正銘の高級車」であることを実感できるとしている。

 オート・エクスプレス誌もインテリアの質が気に入った模様で、「インテリアは非常によくまとまっており、素材も丈夫で高級感が感じられる」と綴っている。

◆5つのラインナップで販売中
 マツダ CX-5新型はイギリスで5つのトリムで展開している。エントリー・モデルの「SE-L」、ブラックとシルバーのエクステリアが無骨な魅力を演出するアウトドア仕様の「ニューグラウンド」のほか、レザーシートと電動テールゲートを搭載した「スポーツエディション」、エクステリアに大胆なグロス・ブラックを取り入れた「スポーツ ブラックエディション」、そして最上位「GT スポーツ」といったラインナップだ。

 いずれも現在イギリスで販売中であり、ベース価格は2万8145ポンドから3万3645ポンド(約426万円から509万円)となっている。

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Text by 青葉やまと