「セグメントで突出」マツダ CX-5、実用性と走りを両立 アメリカで好評

マツダ

 ファミリーでのお出かけからちょっとした荷物の運搬まで、SUVは何でもこなしてくれる頼もしい一台だ。裏を返せばキャパシティを売りにしたモデルがずいぶんと増え、市場が単調になってしまっている点は寂しくもある。そんななか、スポーティーな特性を売りにひときわ個性を放っているのがマツダ CX-5だ。国内では2020年12月から新型の販売が始まっているが、似たモデルであふれるセグメントでひときわ輝く存在として、アメリカでも一目置かれているようだ。

◆若者の魂を忘れない親たちへ
 SUVブームを受けて各社から多様なモデルが登場しているが、マツダ CX-5は平凡なSUVとは一線を画す存在だ。ゆとりあるキャビンでファミリーの需要に応えつつ、かつて若者であった両親が忘れかけていた冒険心を再び揺さぶり起こしてくれる。米自動車評価会社のケリー・ブルー・ブック(1月5日、以下「KBB」)は、「もしあなたがコンパクトSUVの実用性を必要としていて、けれどもミアータ(筆者注:ロードスター)を持っていた独身時代のようにいまでもコーナーを攻めるのが好きなのだとしたら、マツダ CX-5は注目に値する」とCX-5のユニークな特性を表現する。「主流のコンパクトSUVは、どれも退屈な運転になると本気で思っている? だとすればもしかすると、まだマツダ CX-5に乗っていないのだろう」とも記事は述べ、家族5人で乗れる実用性に加え、レスポンスの速さと正確さ、そしてトルク・ベクタリング機構が実現する優雅な旋回性能が持ち味だと解説している。

 米カー&ドライバー誌(2020年11月18日)も「愚鈍だらけのセグメントを、マツダは楽しんで運転できるコンパクト・クロスオーバーで圧倒する」と述べ、ほかのSUVとは一味違うモデルだと強調している。「高性能車のようなフィーリングで満たされているが、同時に実用的で上品、かつ思慮深い設計が施されている」と同誌は分析する。普段使いのしやすさとスポーティーな走りの両立が、CX-5のかけがえのない個性になっているようだ。同誌は優れたクルマ10種を集めた「10ベスト」に2021年型マツダ CX-5を選出している。

Text by 青葉やまと

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