「セグメントで突出」マツダ CX-5、実用性と走りを両立 アメリカで好評

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◆一段上のクオリティを、手の届く価格で
 もう一点、マツダ CX-5の魅力となっているのが、価格から期待されるクオリティを一歩上回るグレード感だ。KBBはCX-5がボリューム・ゾーンの手軽な価格帯で販売されていながら、まるでプレミアム・モデルのように感じられる、と評価している。利便性向上のための機能も安全装備も充実しているうえ、「感動的な組立品質を備えており、信頼性・安全性評価も揺るぎない」と記事は述べる。ドライブ・フィールは魅力的、かつ燃費に優れる自然吸気またはパワフルなターボエンジンから選択でき、これらが総合的に人々を引きつけているようだ。

 米ロード・ショー誌はインテリアに注目している。マツダ CX-5のインテリアは、あれこれと詰め込んで付加価値をアピールしようというよりも、むしろムダを削ぎ落としてクリーンな室内空間を提供するスタイルだ。これが記者の趣向にマッチしたようで、記事ではSUVセグメントのなかで最もお気に入りのデザインのひとつだ、と述べている。トリムによって提供されるソフトレザー・シートやゆとりのある前列席など、期待されるグレード感を一歩上回る工夫が随所に忍ばせてある。ラゲッジ・スペースがコンパクトになってしまったのはマイナス点ではあるが、スポーティーさと個性を求める人々には強くアピールしそうだ。

◆日本ではディーゼルモデル販売継続
 2021年型マツダ CX-5は、全モデルでApple CarPlayとAndroid Autoに標準対応した。センターディスプレイは10.25インチに大型化している。悪路での走破性を確保するオフロード・トラクション・ アシストを標準搭載し、スマホと連携し車両の位置確認などを行えるコネクティッドサービスも拡充するなど、いっそう安心感を高めた。アメリカでは最もベーシックな「スポーツ」トリムで2万5270ドル(約268万円)の価格設定となっている。ディーゼルモデルは販売数が縮小していたことから、2021年モデルでは用意されない。

 一方、日本国内ではディーゼルモデルが続投となり、同モデルで出力が10ps向上した点が今回の年次改良のポイントの一つとなっている。国内では2020年12月から2021年型の販売が始まり、価格はエントリーグレードの「20S」(ガソリンエンジン)で税込267万8500円からの設定だ。

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Text by 青葉やまと

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