「新時代の幕開けだ」ニッサン アリア コンセプト、海外メディアが称える先進性

♦︎先端のテクノロジを集結
 アリアの運転席にひとたび座れば、それが未来のEV車であることをすぐに実感できるだろう。ボタン類が一切ない近未来的なダッシュボードに、二つの大型ディスプレイが目を引き、そしてセンターコンソールにはギアシフト用の電子スイッチが鎮座する。インパネ中央に設けられたタッチ式コントロール類も特徴的だ。コンセプトカーとはいえ、その素材と構造を見るに、ほぼそのまま生産態勢に持っていくことができそうなほど完成されている、とカー&ドライバー誌は評価している。

 アリアの特色は内外のデザインだけに留まらない。内に秘められた先端のテクノロジこそ、このモデルの魂だといえるだろう。数々の最新テクノロジを搭載するアリアは、最新の自動運転システム「ProPilot 2.0」をその中核に採用する。あのテスラの強力なライバルとも見なされているシステムだ、とトップ・ギアは紹介している。ProPilot 2.0はアリアに搭載の衛星ナビゲーションと連携し、目的地をセットするだけで自動走行に入ることが可能だ。さらに、従来の自動運転車では居眠りしていない確認のためハンドルに手を置き続ける必要があったが、アリアは車内のモニタリング装置を通じてドライバーの状態をチェックするため、このような制限を受けることがない。自動運転中に両手が自由になるのは大きなメリットだ。

♦︎発売は早くも来年か
 ニッサン アリア コンセプトは高出力電動モーターを車体前後に各1基搭載する。サイズは車長4.6メートル、車幅1.92メートルとなり、エクストレイルよりやや大型という感覚だ。一方でバッテリーを床下に格納しながらも、高さは同車を100ミリほど下回る。日産はアリアのために専用のプラットフォームを新規に設計した。

 同社はアリアの詳細なスペックを明かしていないものの、一部情報によると、量産型は航続距離300マイル前後、時速100キロまでの加速速度は5秒以内となると見られている。カー&ドライバー誌は、早ければ来年にも登場との予測を示す。アリアの名称はアメリカですでに商標出願が済んでいることから、そのままの名前で売り出される可能性があるようだ。アメリカでの予想価格は4万ドル(約436万円)前後からとなっている。

Text by 青葉やまと

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