「新時代の幕開けだ」ニッサン アリア コンセプト、海外メディアが称える先進性

 東京モーターショー2019において日産は、新たなデザインコンセプトをまとったEVカー「ニッサン アリア コンセプト」を発表した。人気のリーフに次ぐ日産の電気自動車は、ファミリー層も親しみやすいクロスオーバーSUVとなる。 まさに次世代EVにふさわしい新たなデザインに加え、先端のテクノロジーが投入された新時代の一台だ。

♦︎デザインの「新たな幕開け」、日産EVの概念を一新
 優美な曲線で構成されるアリア コンセプトは、日産デザインの新たな方向性を示すものだ。イギリスの自動車番組「トップ・ギア」は、不格好だった以前のEVコンセプトから方向性を一新したと述べ、新機軸を打ち出したその装いに注目している。以前のEVコンセプトは、シャープで角張ったボンネットとガラスのサイドパネルが特徴的だったが、アリアではこれらを排除した。

 かわりに目につくのは、V字に光るフロントグリル(実際には吸気口はないので、フロントシールドというべきか)の周辺のラインなど、洗練されたパーツだ。新型エクストレイルやキャシュカイなどのデザインへの歩み寄りを見せている。将来の日産EV車のトレードマークとなるであろう特徴的なデザインがあちこちに感じられる、とトップ・ギアは評価する。アリアは自動運転用ライダーを含め多数のセンサーを搭載しているが、それを意識させることがないのもデザインの勝利といえよう。

 米自動車専門誌のカー&ドライバーは、シャープな印象だった従来のEVコンセプトカーのデザインに比べて、スムーズで丸みを帯びていると総括している。アリアは日産の新しいデザイン言語の先導役になるだろうとも述べ、次世代のスタンダートになるとの見方を同誌は示している。

 日産によるとこうした新方向のデザインは、「新時代の幕開けを象徴」するものだ。自動車専門サイトの『カー・スクープス』は、2017年の東京モーターショーでデビューしたIMxのデザインに、大胆な新要素を追加したものだと解説する。具体的な特色の一つとして、後部座席横のCピラーに傾斜を与えたことで、従来のSUVとは異なる印象を生み出した。新たな方向性を打ち出したアリアのデザインについて、日産のグローバルデザイン担当専務執行役員のアルフォンソ・アルベイザ氏は、「ダイナミックな美しさとシャープなテクノロジのニュアンスを両立した」と自信を見せている。

Text by 青葉やまと