日本の年末年始人気は紅白や駅伝 北米では「映画オンリー」のテレビ番組が人気

画像はイメージ(Flicker/ Steam Pipe Trunk Distribution Venue

2023年も、残りあとわずかとなりました。

NHK紅白歌合戦の出演者も発表され、いよいよ年末の雰囲気が近づいています。

年末年始には、スペシャルドラマやさまざまなバラエティー番組が放送。特別番組を見ることが、年越しの過ごし方の定番といってもいいでしょう。

では、年末年始でよく見られる番組について、日本と海外で違いはあるのでしょうか。

日本の人気番組「紅白」「駅伝」の2023年視聴率

Netflixなどのストリーミングサービスも数多くあり、テレビ離れも起きている昨今。

そんな中でも、紅白歌合戦は年末年始の番組として不動の人気を博しているようです。

年が明けると、注目されるのはニューイヤー駅伝ではないでしょうか。

元旦から選手が颯爽と走る姿は、テレビの前で見ている側も、気持ちよく新年を迎えられる気がするものです。

視聴率の高さからも、両番組の人気がわかります。

〇第73回NHK紅白歌合戦 19:20(放送開始時間)31.2%
〇第73回NHK紅白歌合戦 21:00(放送開始時間)35.3%
〇ニューイヤー駅伝2023第67回全実業団駅伝 8:50(放送開始時間)11.5%
※関東地区における平均世帯視聴率。数値はビデオリサーチ調べ。

家族で過ごす年末年始には、年齢問わず見られる歌番組やスポーツ番組が好まれるようです。

北米での年末年始人気番組は?

一方、海外ではどのような番組が年末年始に見られているのでしょうか。

今回、アメリカやカナダの北米を例にあげてみました。

北米では、主にクリスマスまでの期間に多くのスペシャル番組が放送されます。

11月の第4木曜日にあるサンクスギビングデー(カナダは10月の第2月曜日)が終わると、各局のテレビ番組も一気にクリスマスモードに突入。

クリスマス期間に放送される番組は「ホリデースペシャル」と呼ばれ、ドラマやバラエティー番組もクリスマスにちなんだ特別エピソードが公開されています。

またニューヨークにあるロックフェラーセンターでのクリスマスツリー点灯式や、ディズニーパークでのクリスマスパレードの生中継も毎年欠かせません。

12月に入ると、各チャンネルで少なくとも1日1回はクリスマス映画を放送。

Statistaによると、人気なのは「ホームアローン」や「グリンチ」、「チャーリーブラウンのクリスマス」など、子供から大人まで長年愛されている作品のようです。

年末に映画だけを放送する北米のテレビ局も

映画専門チャンネルでは、1日中クリスマス映画だけが流れるところもあります。

ホールマーク・チャンネル(Hallmark Channel)はホリデーシーズンに人気のチャンネルです。

アメリカのケーブルテレビネットワークで、ファミリー向けのエンターテインメント番組を放送しています。

毎年オリジナルのクリスマス映画を制作し、2023年は約30本の新作を公開する予定。

Forbesによると、毎年クリスマスシーズンに8000万人がホールマーク映画を、少なくとも数分は見ていると推測しているそうです。

海外でも日本と同じように、年末は家族みんなで視聴する番組が人気といえますね。

アメリカの大晦日鉄板は「Dick Clark’s New Year’s Rockin’ Eve」

そしてアメリカの大晦日で有名な番組といえば、「ディック・クラークのニューイヤーズ・ロッキン・イブ(Dick Clark’s New Year’s Rockin’ Eve)」です。

ニューヨークのタイムズスクエアで行われるカウントダウンイベントで、アメリカで最も視聴率の高い年末の番組とされています。

ABCによると、2023年になった瞬間に同番組を見ていた人の数は、1,790万人でした。

タイムズスクエアに設置された巨大な球体がカウントダウンとともに降りてくる「ボールドロップ」の瞬間は、日本でも海外の年明けの映像として見た人もいるでしょう。

1972年から40年以上続くイベントで、アメリカの年越しの伝統的行事です。

同イベントには、有名アーティストのパフォーマンスもあり、新年を迎える雰囲気を盛り上げます。

日本と違い、大晦日は静かに家族と過ごすのではなく、友達などとパーティをして過ごす人が多く、年越しはお祭り気分です。

そして年が明けると、一般的には1月2日から仕事が始まります。

そのため、日本のような新年の特別番組はありません。各テレビ局は通常番組の放送に戻ります。

年末年始の番組は、日本も北米も幅広い年齢層に向けた番組が視聴者の注目を集めるようです。

また毎年決まった番組を見ることで、1年の締めくくりを実感する人も多いでしょう。

家族や友達と過ごす年末年始には、一緒にテレビを見ることが大切な時間を過ごすきっかけになっているのかもしれません。




























Text by 島田 そら