アメリカでは民主党支持者の76%がマスク義務化を支持 支持政党で大きな差

画像はイメージ(Flicker/ Dick Thomas Johnson

新型コロナウイルス感染症の感染者が再び増加する中、アメリカ合衆国の世論調査会社「ラスムッセン・レポート」が実施した新たな世論調査によると、同国の民主党支持者の76%がマスク義務化を支持していることがわかりました。

これは、2022年の世論調査から増加しているとのことです。

同レポートによると、アメリカの成人1,091人を対象に実施された世論調査で民主党支持者の76%がマスク義務化を支持。

一方、共和党支持者では33%、無所属支持者の45%が支持しているという結果となりました。

アメリカでは、屋内の公共施設における、マスク着用を広範に義務付ける州全体の最後の命令は2022年初めに終了。

ですが、いくつかの州および地方自治体は、医療施設や長期介護施設などの高リスクの現場で、2023年に入っても引き続き顔を覆うことを義務付けています。

また、公衆衛生当局は、オミクロン株の変異株EG.5(愛称エリス)とBA.2.86という2つの新たな亜種に注目。

CDC(アメリカ疾病予防管理センター)は新たなマスク義務付けを発表していませんが、感染を防ぐ重要なツールとしてマスクを推奨し続けているとのことです。

アメリカのコロナウイルスの話題にSNSにはさまざまな意見が書き込まれました。

「公衆衛生当局が特定の状況でマスクを推奨または要求する場合、人々は協力する必要があります。 大人らしく振る舞えばOKです」
「臆病で怖がりな人は常に他人をコントロールしようとします」
「科学に従ってください!」

民主党といえばジョー・バイデン大統領が所属し、リベラル寄りとされています。

2024年の大統領選挙前に、保守寄りの共和党とは新型コロナウイルスについては異なる考えを持っているようです。

Text by 川崎 謙三郎