『迷惑クレーマー』から30分間の嫌がらせ 子供の遊び場を作っていた父親が被害に

画像はイメージ(Flicker/ WalkingGeek

アメリカでは、人に干渉し風紀を乱そうとする高圧的な態度の白人女性を『Karen(カレン)』というスラングで呼んでいます。

【動画】父親が『クレーマー』から受けた嫌がらせ

子供の遊び場所をDIYしていた父親はある日、『Karen』に絡まれました。

父親は、『Karen』から30分間にわたり、怒鳴られたり嫌がらせをされたりする様子を撮影し、TikTokに投稿しています。

遊び場をDIY中、『Karen』に絡まれた父親

自宅の庭に、子供の遊び場セットを組み立てていたデイビーさん。

作業中、金槌を叩く度に、「うるさい」という怒鳴り声が近隣から聞こえてきました。

怒鳴り声がなくなると、今度は金属音が聞こえてくるようになります。

デイビーさんは投稿で、「彼女は叫ぶのに疲れたのか、鍋を持ってきて一緒に叩いているのです」と説明。

デイビーさんが3回ハンマーで打つと、「カンカンカン」とフライパンを叩くような音が同じ数だけ返ってきました。

『Karen』のこの反応は、ひっきりなしに30分間続いたそうです。

投稿に対し、「『Karen』がデイビーさんより、さらに大きい騒音で反応するのが面白い」「ステージを作ってドラムセットを置いてみては?」といったコメントが上がっていました。

全体的には、「『Karen』が耳栓を着用でもすればいい」という、デイビーさんに同調する意見が大多数となっています。

『Karen』は、無茶な言い分を一方的に押し付けるいわゆるクレーマー。

2021年、経済誌のフォーブスが面白いクレーマー調査結果を報告しています。

顧客フィードバック機関『トラストパイロット』が持つ100万件以上のレビューから、『Karen』事案に相当するケースを分析しました。

すると、クレームが最も多い女性の名前は、『Karen』ではなく『Louise(ルイーズ)』だったそうです。

『Karen』は8番目に多いクレーマーの名前でした。

隣人がいる限り生活音はどうしても避けられません。

お互い様という気持ちで、寛容に対応したいものですね。

Text by 本間才子