毛布を荷物棚に挟んで…  エコノミー席を「VIP席」に変えた乗客 

画像はイメージ(Flicker/ Cityswift

TikTokerのギガさんが投稿した、機内の様子が58万回以上再生されるなど、話題になっています。

【動画】エコノミー席を「 VIP席」に変えた乗客

エコノミー席に座っていた1人の乗客が、毛布で仕切り、個室を作った様子を映したものでした。

エコノミー席を毛布で仕切って個室にした乗客

映像内のナレーションでギガさんは、「エコノミークラスをVIP席に変えた人を見かけたんですが、機内でこんな体験をされた方はいますか?」と問いかけています。

通路を挟んだ先に座っていた乗客は、荷物棚に毛布を挟んで他の人との仕切りを作っていたのです。

視聴者たちからは、「乗客が自作したVIP席」「なんて素晴らしい。天才的!」と称賛する声が上がる一方で、「安全面から許されるべきではない」と指摘するコメントも寄せられています。

コロナ禍では、搭乗中に隣席と隔離できるテントを試験装着した人もいました。

野外用ポップアップテントを販売する「Under The Weather」の創設者、リック・ペスコヴィッツさんです。

リックさんは、本来野外で天候対策のために使用する『StadiumPod』を着用した姿をFacebookに投稿。

着用中にリックさんは、少し笑われたり、欲しいというリクエストがあったりしたといいます。

乗務員や乗客からは、問題だと指摘されなかったそうです。

View From The Wingによると、こうした事例を受けてかアメリカン航空は、機内での過度な個人用保護具の着用を禁止するメモを乗務員に配布していたようです。

緊急避難や酸素マスクの使用手順などに影響を及ぼす可能性があるという趣旨で、ボディ・テントや個人用空気清浄機などの持ち込みを禁止しています。

コロナ禍が収束を迎えるまで、航空機業界ではさまざまな方法で感染防止策を講じる乗客との課題があったようです。

しかし、今回の個室や、それを受け入れる寛容性は、アメリカらしいといえるかもしれませんね。

Text by 本間才子