気まずい… 赤の他人と向かい合って機内を過ごした乗客

画像はイメージ(Flicker/ I G

インフルエンサーのメーガン・ホムさんがTikTokに投稿した、飛行機の座席の様子が話題を呼んでいます。

メーガンさんが、他の乗客達と向かい合って座る様子が映っているのです。

機内座席で他の乗客と向かい合ってフライト

@meganhomme WHY #flying #traveltiktok #plane #travelvlog ♬ original sound – vxrtzs

メーガンさんだけでなくほかの乗客達もそれぞれ一人旅らしく、この状態で何時間も過ごすのはとても気まずいし、疲れてしまいそうです。

乗客の1人は、体を窓の方に向けて本を読んでいます。

そうでもしないと向かいの乗客と目があって、気まずい思いをするのかもしれません。

メーガンさんも、まさか他人と向かい合わせの席だとは想像もしていなかったと言っています。

動画の中でメーガンさんは自分が乗ったのがどこのエアラインなのかは明らかにしていませんが、Insiderによれば、おそらくスウェーデンの国内航空会社、ブラーデンズ・リージョナル・エアライン(BRA)だろうとのことです。

国内線ならば、飛行時間はせいぜい1,2時間といったところでしょうか。

それぐらいなら、もし1人旅で他人と向き合うのが気まずかったとしても、本を読んだり眠ったりしていれば、あっと言う間に目的地に着きますね。

向かい合う座席の飛行機はどこの会社?

列車では向かい合わせの座席は珍しくはありませんが、飛行機の場合はどれくらいあるのでしょうか。

飛行機では、いわゆる「お見合い席」と言われる、キャビンクルーと向かい合わせに座る席はあります。

ですが、列車のように乗客同士が向かい合わせに座る飛行機の席というのは珍しいパターン。

リージョナル航空機メーカーであるATRが製作している機体には、向かい合わせの席があるようです。

日本国内では、2016年に熊本県の天草エアラインがATR 42-600を導入したことをきっかけに、JAC(日本エアコミューター)やHAC(北海道エアシステム)なども次世代の主力機としてATR社の小型ジェットを選定しています。

ATR 42-600の「42」とは標準座席数42席を意味するそうですから、この飛行機は長距離を飛ぶ国際線ではなく、もっぱら国内線や地域航空に使われているのですね。

メーガンさんが乗ったと思われるエアライン、BRAのホームページを見ると、BRAでもATRの機体を導入していることが分かります。

つまり、メーガンさんが乗った機体も、ATR社のものであるという可能性は高いですね。

機内の向かい合う座席でも楽しめるパターン

ニキタ・グプタさんもまた、機内座席で乗客と向かい合って座りましたが、メーガンさんと状況は異なります。

「飛行機でこんなの見たことある?前の2列が向かい合っているんですよ」と説明し、4人の乗客が飛行機のシートに2人ずつ向かい合わせに座っている動画をTikTokに投稿。

@nikitagupta2302 Have you been on such a flight? #indigo #flight #legspace #emergencyexit #flighttiktok #indiavisit #indianflight #desitiktok @anishkhale ♬ HANDSOMER – Russ

4人はカメラに向かって楽しそうに微笑んでいますから、メーガンさんのように気まずい思いをしている訳ではない事は明らかです。

「搭乗するまで知らなかったんです」と話しているニキタさん。

「私たちは家族。たった2時間のフライトだったし、それに足元のスペースも広かったからラッキーでした」と説明しています。

仲の良い家族や友人が4人で一緒に国内線の旅をする際に、もし機内の座席が向かい合うタイプなら、フライト時間も楽しく過ごせそうですね!

Text by 千草ルシア