「世界で最も恐れ知らずな動物」ラーテルとは? 強さの秘密 決死のライオン、ヒョウ戦

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 ところが、このジャッカルの登場がラーテルに光をもたらす。ニシキヘビが獲物の横取りを企むジャッカルを警戒したことで、一瞬の隙が発生。これをラーテルは見逃さなかった。瞬く間にニシキヘビを振りほどき、晴れて自由の身となったのだ。そして、ここから誰もが予想だにしなかった逆転劇へとなだれ込むことになる。

 ラーテルは逃げるどころかニシキヘビを逆に狩ろうと、強烈な噛みつきで反撃。ジャッカル側も2頭目の仲間を呼び込み、いまや狩られる側に転落したニシキヘビを奪取しようと試みる。両者はヘビの頭と尻尾を綱引きのように引き合うが、ラーテルの度重なる威嚇に怯えたジャッカルが徐々に劣勢に。

 ラーテルは体長にして倍ほどもあろうかというニシキヘビを茂みへと引きずり込み、見事な逆転劇で三者入り乱れる緊迫の闘いを制したのだった。動画ではラーテルもニシキヘビに噛まれているものの、特殊な皮膚のおかげで致命傷を免れたようだ。

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Text by 青葉やまと