新iPhone SE、海外誌「断トツのコスパ」「Googleにとって悪夢」

Apple via AP

 Appleは4月16日、iPhoneシリーズの廉価版モデルである新しいiPhone SEを発表した。現行フラッグシップモデルのiPhone 11 Proと同じプロセッサを搭載しながら、価格は4万円台前半に抑えた。近年発売されたスマホと比較しても断トツのコストパフォーマンスだと海外メディアに評判だ。低価格なAndroidラインにとって大きな脅威になると見られる。

♦︎「ショッキングなほどお買い得」
 新しいiPhone SEの特色は、技術系メディアのヴァージ誌(4月16日)が非常に的確に形容している。「要点はとてもシンプルにまとめられそうだ。iPhone 8のボディに、iPhone 11のプロセッサ、そしてiPhone XRのカメラシステムに新しい機能をいくつか追加したものとなる」と記事は総括している。最新のA13 Bionicプロセッサを搭載しながら価格を4万4800円(税別、以下同)に抑えており、記事は「新しいiPhone SEはショッキングなほどお買い得」「この数年間のスマートフォン市場で見てきたもののなかでも、断トツのコストパフォーマンスを持つもののひとつ」と評価している。ときにAppleは「Apple税」とも揶揄される高価な値付けで知られ、直近ではMac Proのキャスターを7万円で販売して話題となった。しかし新しいiPhone SEについては、値段を上回る価値がありそうだと同誌は捉えている。

 テック系サイトのCネット(4月18日)は、iPhoneの価格に従来よりもバリエーションができたことを歓迎する。iPhone 11および同Proの価格(日本では7万4800円および10万6800円から)と比較し、「より多くの人々が受け入れることのできるオプションができたことは歓迎される」と述べている。新SEは11 Proの半額以下となっており、高速のプロセッサを搭載したモデルに一気に手が届きやすくなった。発売のタイミングも良好だ。Cネットは外出禁止令が続く昨今の世界情勢に触れ、経済的に苦しい多くの人々が友人たちとのコミュニケーションを求めているとして、「廉価なケータイを出す完璧なタイミングだ」と評価している。

 プロセッサ以外のスペックに目を向けると、顔認証のFace IDは非搭載となり、ホームボタン部分に指紋認証のTouch IDを設ける。旧来の方式とはいえTouch IDの愛好者は多く、マスクで顔を隠す場面が多くなった今日においてことのほか重宝しそうだ。画面サイズは初代SEの4インチよりも大きい4.7インチとなり、これに伴い全体のボディサイズも一回り大きくなった。高さは138.4ミリとなり、大型化が進んだiPhone 11とコンパクトサイズが好評だった初代SEの、ちょうど中間ほどのサイズ感だ。デザイン面ではエッジを強調した初代SEのスタイルは影を潜め、iPhone 8の流れを汲んだラウンドエッジで処理されている。ストレージ容量は64GB、128GB、256GBから選択可能だ。

Text by 青葉やまと

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