オープンになる女性の生理 世界でタブーを破ろうとする動き

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 男女平等や女性の権利について世界中でムーブメントが起こっているが、性や女性に関わることで話題となっていることがもう一つある。それは「女性の生理」についてである。いままでタブーとされ大きな声で話されてこなかったが、PERIOD.orgをはじめとする国内外のさまざまな団体が「女性の生理」について声をあげ、Period(生理)ムーブメントが起きている。これらの新しいキャンペーンや動きは女性の生理についてネガティブな印象をなくす活動を積極的に行っている。

◆恥じるべき生理による貧困
 慈善団体「プラン・インターナショナルUK」が行った調査によると、14〜21歳の英国の女子1000人を対象とした世論調査では、5人に1人が生理に関していじめを経験しており、57%の人が生理に関連する否定的なコメントを受けたことがある。

                                                                                                                 

 また「Period Poverty(生理貧困)」という言葉もよく使われるようになり、女性が生理により学校や仕事に行けないこと、またはホームレスの人たちを含む女性に生理用品が充分に供給されていないことが問題視されるようになった。

 また、一部を除いたアメリカの州では、男性の育毛剤や精力増強剤などが「必需品」として税金がかからないのに対し、女性の生理用品に関しては「贅沢品」と見なされ「タンポン税」がかかっている(オーストラリアやアメリカなど生活必需品が非課税である国において、女性の生理用品が課税対象になっている)。これらに取り組む一つとして、イギリス政府は今年9月から11歳〜18歳の女子生徒を対象に生理用品を無料配布する予定だ(英ガーディアン紙)。

Text by sayaka ishida