「日本のトイレツアー参加すべき」海外メディアも推奨 注目される独特トイレ文化

一般財団法人渋谷区観光協会

◆ウィキペディアに個別ページも
 日本で暮らしていると、海外から見て、日本の事物がどれほど特異であるか気がつかないことが多い。日常的に接するものであればなおさらだ。誰でも毎日使うトイレは、海外からなかなか注目されているのだ。

 ウィキペディアには「日本のトイレ」という項目が存在し、日本語も含め29ヶ国語で紹介されている。「中国のトイレ」や「フランスのトイレ」「アメリカのトイレ」などという項目は存在しないにもかかわらず、である。

 こういう背景を考えれば、渋谷区が始めたトイレツアーをフランスメディアが即刻紹介したのも頷けるだろう。記事には、「もし東京で3時間ばかりの自由時間と、30ユーロ(約5000円)があれば、このツアーに参加すべき」(フランス・アンフォ)と推奨されている。

◆内側からは見えない日本
 日本を訪れる外国人は、コロナ禍で一時期途絶えたものの、相変わらず増加傾向にある。日本が全面的に国境を開いたのは昨年の4月に入ってからだったが、それでも昨年1年間で日本を訪れた外国人数は2500万人に上った。外国人観光客の増加により、オーバーツーリズム問題も再燃しているが、彼らが外から日本を見る視点は、内にいる私たちには気づけない示唆をもたらしてくれる可能性を秘めている。

Text by 冠ゆき