ミシガン州知事誘拐未遂でグループ摘発、トランプ氏との関連は

ミシガン州のグレッチェン・ウィットマー知事|Carolyn Kaster / AP Photo

 5月1日には同州州都ランシングにある州議事堂で大規模な抗議行動があり、ライフルなどの銃を所持した民兵が議事堂内に入り込む騒ぎが発生した。前述のように、同州では銃を所持したまま州議事堂に入ることが合法だが、報道された写真では、まるで武装した民兵が州議事堂を占拠したような異様な雰囲気がみられた。ここでもトランプ氏は、「ミシガン州の州知事は少し譲歩して、火消しをするべきだ」と抗議行動を支持するツイートをした。今回逮捕された13人のなかには、この日武装して州議事堂に乱入した者も含まれていたという。

◆トランプ氏、支持者に「選挙監視」要請
 NBCニュース(電子版)によると、9月29日に開催された共和党候補の現職トランプ大統領と民主党候補のジョセフ・バイデン前副大統領の大統領候補討論会で、トランプ氏は白人優位主義者のグループ「プラウド・ボーイズ」を非難できるかと問われた。しかしトランプ氏は非難せず、「プラウド・ボーイズ、後退して、待機していろ(Stand back and stand by)」と呼びかけともとれる発言をした。記事によると、それを聞いたグループは喜び、トランプ氏への忠誠を誓ったという。

 トランプ氏は最近も、選挙で負けても平和な政権交代があるかわからない、などと発言しており、極右グループをけしかけて武力抵抗をするのではないかと疑う国民も多い。トランプ政権と極右グループが直接コンタクトを取っているかどうかは不明だが、これらのグループが熱烈なトランプ支持者であることは明確だ。またトランプ陣営は支持者に対し、選挙当日投票所で「見張り」をするよう促しており、武装したミリシアが選挙会場に現れる可能性も捨てきれない。
 
 現在、アメリカでは11月3日の選挙当日に何が起こるか人々が戦々恐々としている状態だ。バイデン氏が勝利した場合、トランプ大統領が不正選挙を主張することも予想されている。2020年大統領選では、勝者が正式に公表されるまでまだまだ波乱が続きそうだ。

Text by 川島 実佳

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