新型コロナと出生率:インドネシア、仏で増加、日本で低下か?

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 新型コロナウイルスは、各国の人口動態にも影響を及ぼそうとしている。将来的には国力にもつながる出生率変化の見込みについて、日本を含む各国の状況をみてみよう。

◆インドネシア:望まれないベビーブーム到来か
 インドネシアの人口・家族計画庁(BKKBN)は「都市封鎖期間中、避妊具へのアクセスが不足したことから、同国ではベビーブームの到来を予測している」と5月19日発表した(20 minutes 5/20)。世界で4番目に多いインドネシアの人口は2億6千万を超え、毎年約480万人の新生児が誕生している。同機関は、都市封鎖の影響で「人口の約10%が家族計画コントロール不能になったと見積も」り、それにより、予測よりも42万人多くの新生児が誕生すると計算している。同庁責任者であるワルドヨ氏は「いまは子供を産むのに適した時期ではない」と憂えており、家族計画の重要さを訴えている(同上)。

◆フランス:期待したいベビーブーム
 フランスの経済誌『LSA』(5/1)は、全国封鎖が2ヶ月に及んだ同国でも、ベビーブームが期待できそうだと報じている。というのも、ニールセン社が発表したフランス封鎖第6週目の消費傾向によれば、全国封鎖に入って2週に満たない3月29日以降、男性用避妊具の売り上げがぐんと落ち込み、前年比で平均23%減少しているのだ。逆に妊娠判定薬の売り上げは、前年比で週ごとに18%、28%、32%、37%と段階的に伸びている。

Text by 冠ゆき

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