新型コロナ:郵便物はどう扱うべきか? 配達側も対策

Aimee Dilger / The Times Leader via AP

 甚大な被害を受けているイタリアでは、顧客と対面する必要のある郵便業務は控えられているものの、全土でのロックダウン中も郵便物の配達は継続されている。顧客や従業員の間にウイルスが広がるリスクを減らすため、営業時間の短縮や一時的な休業を決めた郵便局も多い。

 アリゾナ州の州都フェニックスに住む女性は、郵便配達員をとても心配している。「配達ありがとうございます」のメモを添え、ビニール手袋とマスクの入った袋を郵便受けに貼り付けた。

 B. ジェファーソン・ボレンダー氏は、配達員が手袋だけでなく、帽子とサングラスを着用し、大きなバンダナで顔を覆っている姿を見たという。

「配達員はウイルス対策について何らかの心配をしていると考えてはいました。そして、手袋の着用を目にした時には、『想像以上だ』と思ったのです」と、ボレンダー氏は語る。

By LISA MARIE PANE Associated Press
Translated by Mana Ishizuki

次は なぜ日本の感染者は少ないのか……海外が見る「日本の謎」 新型肺炎




<関連リンク>
WHOと中国の裏に何が? 不自然な中国「配慮」に、各所から疑問の声 新型肺炎
「野生動物の販売を禁止すべき」新型コロナウイルス発生で高まる声 中国
フランス人はなぜマスクをつけないのか? 「感染防がない」の奥にある本音
なぜトイレットペーパー? 世界各地で買い占め パニック時の消費者心理とは

Text by AP