「移民のせいで米国変わった」発言の米TV司会者、KKKから賛同され主張修正

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 フロリダ州の高校で発生した銃乱射事件生存者の高校生を攻撃する発言をしたり、政治的発言をしたNBAのレブロン・ジェームズ氏に「黙ってドリブルしてろ(Shut up and dribble)」という暴言を吐いたりと、何かと問題発言の多い米テレビ局FOXニュースの番組司会者で政治的右派のローラ・イングラハム氏。イングラハム氏に攻撃された高校生デービッド・ホッグさんの反撃により、番組広告主の半分を失い、その後多少おとなしくなっていた彼女だが、8月7日に自身の番組『イングラハム・アングル(The Ingraham Angle)』でまた問題発言をして激しい非難を浴びている。

◆「移民のせいでアメリカが変わった」と主張
 イングラハム氏は7日、自身の番組中のモノローグで、「これは国家の緊急事態であり、議会は行動を起こすべきだ」と主張。ニューズウィーク(電子版)の8月9日付記事によると、「アメリカの一部地域では、私たちが知り、そして愛するアメリカはもう存在しない」と語り、「アメリカ人に膨大な人口統計上の変化が押し付けられた。この変化は私たちの誰もが投票(して賛成)したわけではなく、私たちのほとんどが好んでいないものだ。バージニアからカリフォルニアまで、この国がどれだけ劇的に変化したかの例を見ることができる」と主張。そして、その原因が「ほとんどは不法、そして合法的な移民によるものだ」と述べた。

Text by 川島 実佳