なぜ東京は世界有数の「食の都」なのか? 海外メディアが考える20の理由

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 東京にはミシュランガイドの星付きレストランが200軒近く存在し、パリを大きく凌いで軒数で世界一となっている。もちろん高級店ばかりでなく、下町の居酒屋からラーメンなどの名物料理まで、多様なレストランが海外からの旅行客の鼻腔をくすぐる。東京が食の都と呼ばれるゆえんを、英BBC、豪シドニー・モーニング・ヘラルド紙、米ナショナルジオグラフィックなどが紐解いている。

◆1.ミシュランレストランが勢揃い

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 東京は世界的な美食の中心地であり、最新の「ミシュランガイド東京2024」で認められた星付きの飲食店は183軒にのぼる。パリの118軒を大きく引き離す数字だ。なかでも、ミッドタウン日比谷の日本料理「龍吟」や新橋の江戸前寿司「青空(はるたか)」など、12軒が三つ星を獲得している。

◆2.フレンチは世界トップクラス

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 東京では50軒近いフレンチレストランが一つ星以上に格付けされている。マンダリンオリエンタル東京の飲食部長はCNNのインタビューで、「東京のフランス料理店に行くと、本当にパリにいるように感じる。料理、飲み物、食材、サービス、話し方も本物だ」と評価している。

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Text by 青葉やまと