睡眠不足がもたらす10の悪影響 危険な「大丈夫」の勘違い

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◆3.不安定な精神状態

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 メンタルへの影響も無視できない。寝不足の日にありがちなのが、気分の激しい変化だ。万事順調に行っているように感じたかと思えば、次の瞬間には怒りと絶望に襲われたりする。このような状態では理性的な判断や創造性を発揮することが難しい。ヘルス・ライン誌は、睡眠不足のときには衝動的な行動に出たり悲しみに沈んだりしやすくなると述べ、注意を促している。

 長期的な影響はより深刻だ。米睡眠クリニックのスリープ・ヘルス・ソリューションズ(以下SHS)は、重度の睡眠不足が長期間続いた場合、思考の混乱や被害妄想、そして幻想など、統合失調症にも似た症状に悩まされると警鐘を鳴らす。

 また、アメリカの神経学会で発表された論文によると、慢性的な睡眠不足に陥った人間はリスクを気にしないギャンブル的な行動を取りがちになるという。後悔しないためにも、寝不足の状態で人生の重要な判断を行わないよう気をつけたい。

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Text by 青葉やまと