軍用機史上に輝く高速機20選 マッハ15目指す最新実験機から50年代の名機スーパーセイバーまで

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 いつの時代も速さへの挑戦は尽きない。軍事系サイト『ミリタリー・マシン』は、歴代の高速戦闘機を紹介している。マッハ1がもてはやされた1950年代から、マッハ3以上のモデルが乱立する現代に至るまで、個性豊かな機体の数々を見てみよう。NASAによる最新の実験機に至っては、マッハ10〜15を視野に入れているという。

♦︎F-100スーパーセイバー / F-100 Super Sabre
最高速度:時速1390キロ、航続距離:3597キロ(時速981キロで飛行した場合)
アメリカが独自に開発した超音速機で、最高速度はマッハ約1.14。スピードと空中戦に特化した機種として、1950年代に登場した。朝鮮戦争で活躍したF-86セイバー戦闘機をベースに、超音速化のための改良が施されている。後退翼が原型の35度から45度にまで鋭くなったほか、ノーズ部分のエアインテークは正円から楕円形に進化を遂げた。愛称の「ハン」は、ハンドレッドの略から。

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♦︎F-101ブードゥー / F-101 Voodoo
最高速度:時速1825キロ、航続距離:2446キロ
前掲のF-100スーパーセイバーは、実際の運用では爆撃機として投入されることが多かった。そのエスコート機として開発されたのがF-101ブードゥー。長距離戦闘機の護衛のみならず、戦闘爆撃機として前線での使用にも耐えるなど、柔軟な運用性が持ち味。1957年には時速1944キロの世界記録を樹立している。1960年、ブードゥー同士の衝突事故が発生。不幸なこの事故は製造元のマクドネル・エアクラフト社が衝突警報装置の開発に乗り出すきっかけになり、結果的に空の安全性向上に寄与することとなった。

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Text by 青葉やまと