「よく眠れる空気」「集中できる空気」を生み出す方法

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 空気は、生活を送る上で24時間ずっと一緒の存在で、それは一生涯続く。そんな最も身近な空気の理想的な姿とは、どういったものだろうか。空調専業メーカーのダイキンは、「その空間に、最も理想的な空気をつくりたい」という想いを持ち「空気で答えを出す会社」というスローガンを掲げ、まだ解決できていない世の中の様々な課題に対し「空気」で解決を試みるという取り組みをスタートしている。以下でその取り組みの一例を紹介しよう。

◆「よく眠れる空気」
 よく眠れる空気とは何か。ダイキンは、それぞれの睡眠のサイクルに沿った空気で寝ている人を包む空気と考え、寝ている人の心拍をセンシングして、睡眠サイクルを把握し、最適な環境へ自動的にコントロールすることを日々研究しているという。寝入ってから3、4時間は体温が下がるので寒すぎない空気にし、目覚めるタイミング前には体温が上がるので体温が上がりすぎない空気で包む。さらに温度だけでなく室内の光や音なども総合的にコントロールして、良質な睡眠を実現する空間を実現するための研究が進んでいる。

◆「集中できる空気」
 仕事や学習時など、集中力がほしい時にはどのような空気が理想的か。ダイキンによると、集中力を保つその空気の手がかりは、温度の刺激と、匂いによる刺激だという。実は一定の温度を保つより、温度変化をつくったほうが、覚醒し集中力が保たれるという結果がでており、メリハリのある温度変化をつくりだすことで集中力を保つ空気をつくりだすことができるようだ。

 さらにアロマによる匂いの刺激も有効との結果も得られたことから、温度と匂い、さらにAIなども組み合わせることで、よりカスタマイズされた集中力を高める空気を研究しているという。

 今回紹介した「よく眠れる空気」「集中できる空気」のほかにも、リラックスできる空気、アイデアを生み出すようなクリエイティビティを刺激する空気など、「その空間にふさわしい空気」は色々と思い当たるだろう。生涯24時間一緒にいる存在の空気が理想的にデザインされることで、日々の生活がより豊かで健康的になることを期待したい。

提供:ダイキン工業株式会社

Text by NewSphere 編集部