快眠、ストレス軽減、肌質向上 裸で寝ることのメリット

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 洋画や海外ドラマなどを観ていると、裸や下着だけで気持ちよさそうに眠っているシーンをたびたび目にする。シャツを脱いで眠ると、何か良いことはあるのだろうか? 実は体温調整を行いやすくなり、眠りの質の改善が期待できるほか、さまざまなメリットがあるようだ。

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◆眠りの質を改善
 ベッドに裸で入ることで、より早く眠りにつきやすくなり、睡眠の質の改善も期待できるようだ。医療情報サイトの米メディカル・ニュース・トゥデイ誌(以下「MNT誌」)は、2012年の研究論文を紹介している。それによると、就寝の際の室温は良質な睡眠のために最も重要な要素のひとつだと結論づけられている。同誌はさらに、具体的には15.6℃から19.4℃と低めの室温が好ましく、裸のまま眠りにつくことで深部体温を低めに保つことができると紹介している。

 涼しめの環境の方が眠りやすい理由として、睡眠ホルモンのメラトニンの影響が挙げられる。睡眠と健康に関する情報を提供するスリープ・ファウンデーション誌は、1日の体温の変化とメラトニンの生成サイクルが関連していると説明する。夕方から夜にかけて疲れを感じる時間帯になると、メラトニンの生成量が増加し、同時に身体の芯の温度が下がってゆく。体温の低下は夜のあいだ持続するが、裸で寝ることでこれが阻害されることを防ぎ、快適に眠り続けることができる。ただし寒すぎても夜中に目覚めてしまうことになるため、掛け布団は使った方がよさそうだ。

◆そのほかにも多くのメリットが
 裸のまま眠ることで、良質な眠り以外にも多くのメリットが期待できる。米ヘルス・ライン誌は、眠りが改善する副次的な効果として、肌質の向上を挙げている。さらに、よく眠ることでストレスと不安を抱えにくくなるほか、睡眠不足が招くといわれる肥満の防止にもつながる。寝不足が長期間続くと心臓病や2型糖尿病のリスクを押し上げるとの研究も出ているため、裸でじっくりと眠ることができれば、生活習慣病の予防にも一役買ってくれそうだ。

 また、パートナーがいる人にとっては別の利点も生まれてくる。ウェブMD誌は、相手と同じベッドで寝ている場合、裸で寝ることで肌の接触が増え、愛情ホルモンとも呼ばれるオキシトシンの分泌が増える可能性があると紹介している。オキシトシンはストレスレベルの低下に役立つホルモンだ。この分泌量は付き合って間もないカップルに多いが、長年関係が続いているカップルでも強い関係を築けている場合には高い分泌量が保たれる。同誌は裸で眠ることでいっそう絆を感じられ、愛情ホルモンのレベルが高まるとの効果を紹介している。これに加えて男性の場合、睾丸の温度が低くなることで精子の生成に良い影響がある。妊娠を望んでいるカップルにとってプラスの効果になりそうだ。

◆まずはシャツだけ脱ぐやり方も
 裸で寝ることに抵抗がある場合は、少しずつ慣らしていくとよいかもしれない。MNT誌は、シャツを着ずにまずは下着だけで寝てみてはどうかと提案している。

 なお、毛布やシーツなどと直に触れることになるため、衛生面には気をつけたい。スリープ・ファウンデーション誌は、替えのシーツを何セットか用意し、いままでよりも短いサイクルで洗うように勧めている。寝る直前にシャワーを浴びるようにするのも、シーツをきれいに保つうえで有効だ。

 寝る前のシャワーは、それ自体が寝付きのよさに貢献してくれる。ウェブMD誌は、就寝の1〜2時間前にシャワーを浴びたり入浴したりするとよいと紹介している。こうすることで血行が良くなり、体温の調整機能もうまく働くようになるようだ。

 眠り方の好みは人それぞれなので、無理に取り入れる必要はないが、パジャマを着ないでベッドに入ってみると思わぬ快適な眠りを体験できるかもしれない。

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Text by 青葉やまと