スマホの夜間モード、「効果薄い」と米研究

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 スマートフォンに搭載されている夜間モードは、ブルーライトをカットし、睡眠への悪影響を減らしてくれると言われている。しかし、最近発表されたアメリカのある研究結果は、ブルーライト以外の要因が睡眠に大きく影響することから、夜間モード単体での効果は限定的だと結論づけている。

◆夜間モードの効果を実験で検証
 近年では、多くのスマホが夜間モードを搭載している。モードをオンにすると画面が赤みを帯びた色味に変化し、さらに全体の光量を暗めにすることでブルーライトの軽減を図る。iPhoneでは「Night Shift」、Androidでは機種によって「Night Light」「ブルーライトフィルター」などの名前で呼ばれている。

 米ブリガムヤング大学ではこの機能の効果を検証すべく、18歳から24歳まで167人の被験者を募り、iPhoneを使った実験を行った。参加者たちは3つのグループに分けられ、最初のグループは就寝前にNight ShiftをオンにしてiPhoneを利用し、2番目のグループは同機能をオフにした状態でiPhoneを利用し、最後のグループは就寝前にiPhoneを一切利用しなかった。

 実験期間は7日間とし、毎日この習慣を繰り返した。睡眠中は運動を検知する睡眠トラッカーを腕に装着し、入眠までの時間、睡眠時間、眠りの質と途中で目覚めた回数などを記録した。結果を比較したところ、いずれのグループでも有意な差異は見られなかったという。そのため研究チームは、Night Shiftによる睡眠の違いは見られないと結論づけている。

Text by 青葉やまと